「コロナ19」再拡散の不確実性に…韓米通貨スワップ「さらに6ヵ月」

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韓国銀行と米連邦準備制度(Fed)が今年3月に締結した後、一度延長した両国の通貨スワップ契約をさらに6ヵ月延長した。 これで通貨スワップの満了時期は、来年3月31日から9月30日へと見合わされた。

韓銀と米連準は17日午前、連準の連邦公開市場委員会(FOMC)の定例会議の議決を受け、従来の600億ドル規模の現在の韓米通貨スワップ契約を、6ヵ月追加延長することで合意した。 規模と条件は従来と同じである。 韓銀関係者は「全般的に安定した状況が続いているが、コロナ19再拡散による不確実性に先制的に対応するためには通貨スワップ延長が必要だということで合意した」と理由を明らかにした。

通貨スワップとは、通貨を交換(swap)するという意味で、両国の中央銀行同士が、予め決められた価値によって通貨を対等交換することを意味する。 国際金融市場が不安になり、特定貨幣の価値が急激に値上がりしても、既存の為替レートで持ち込めるため、国内外国為替市場の安定に役立つ。 韓国はグローバル金融危機に見舞われた2008年10月、米国と通貨スワップ契約を一度締結したことがあり、現在、米国のほかにもカナダやスイス、中国、オーストラリアなどと計1,962億ドル相当の通貨スワップ契約を締結している。

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韓銀は、コロナ19事態が本格化した今年3月19日、米FRBと600億ドル限度の通貨スワップ契約を新たに交わした。 外国為替市場は、このニュースに早いテンポで反応した。 契約締結直前の3月18日には、ウォン相場が1ドル=1,285.7ウォンまで上昇した20日に1日で3.1%も上昇し、その後安定を取り戻し、徐々に上昇した。 その後、韓銀は3月末から計6回にわたって198億7,200万ドルを国内外国為替市場に供給した。 現在は為替レートが1,100ウォン以下に落ち、市場ドル調達が容易になった状態だ。 韓銀の関係者は「5月6日を最後に定期外貨融資入札を中断し、7月30日に通貨スワップ資金を全額償還したため、現在は残高がない」と説明した。

FRBは同日、韓銀を含め、9ヵ国の中央銀行との通貨スワップ契約の満期を同時に再延長した。 年明けから連準が膨大な流動性を世界に供給し、現在、世界金融市場は2008年の金融危機の時より早いテンポで安定を取り戻している。

にもかかわらず、当分、韓銀は安定性確保のため、米国との通貨スワップを維持する計画だ。 コロナ19確定振り子が再び急増し、不確実性が高まっているためだ。 韓銀は「通貨スワップ締結後、為替相場の変動性が縮小し、国内の外貨流動性事情も改善するなど、急速に安定を取り戻した」とした後「今後、米連準をはじめとする主要国の中央銀行との緊密な協調を通じて、金融·外国為替市場の安定に向けた努力を続け、必要な場合、直ちに通貨スワップ資金を活用する計画」と述べた。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ