日本人の「列に並ぶ」という習慣は既に病的なレベルになっている
私は日本人ほど「列に並ぶ」民族を見たことがない。
中国人は「食が大事」という信仰を持っているが、日本人は「列に並ぶ」信仰がある。
神戸に行った時、美術館で葛飾北斎展があったので見に行った。
しかし、結構な人気で列に並んで1時間以上待ってから中に入ることができた。
脚は葛飾北斎が使った筆のようになってしまった。
おそらく、日本での生活が長い人にとっては「1時間列に並ぶ」ということはそれほど苦痛ではないだろう。
平日のランチでも、午後のティータイムでも、人気のレストランでは1時間以上待つのは普通である。
葛飾北斎の浮世絵を見るために並んだ時間はたった1時間20分、こんなのは並んだうちに入らないんだろう。
この様に書くと、何を大袈裟に・・・と思っている人がいるかもしれない。
しかし、全く大袈裟ではないのだ。
この2ヶ月ほど、毎週末行く大阪の梅田阪急百貨店の地下1階の食品売り場にはいつも大行列が出来ていて、地下街にまで列がはみ出している。
阪急百貨店は警備員を雇い地下街利用者に迷惑がかからないように管理している。
私がこの行列を見た最初の感想は、「芸能人がサイン会でもしているのか?」だった。
しかし、2回目3回目に通ったときにも大行列だった。
それで気になって調べてみると行列の目的は店舗オリジナルポテトチップスの為だった・・・
たかがポテトチップスのためにたくさんの人が何時間も並んでいたのだ。
日本人に「なぜ日本人は並ぶのが好きなのか?」と聞いたことがあるが、日本人はただ笑うだけで明確な答えを持っていなかった。
私の予想だが、日本人が病的なまでに並ぶのが好きなのは、並ぶという簡単な行為で「秩序の美」が保たれるからではないか。
公平と公徳を重視する日本社会において、「平等」は一種の公平性を表すもので、「列に並ぶ」ということは最も簡単に公平性を表すことができる。
あの長い列に文明社会の公徳が表れているんだと思う。
Source: 中国四千年の反応! 海外の反応ブログ