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日本が電柱をなくすには1500年はかかるらしい

2019年9月の台風15号は日本の広範囲で停電を引き起こし、そこから電柱をなくし、電線を地下に埋めるといった予防的な対策に注目が集まるようになった。
「東京新聞」の1月25日の報道によれば、日本政府が今月発表した中期検証報告にも、電柱をなくすプロジェクトの推進について書かれている。だが、工事にかかる費用が大きく、期間も長くなり、従来型の電柱が増加を続けているということもある。ある専門家によれば、今の速度でいけば、電線を地下に埋め、電柱を完全になくすには1500年はかかるそうだ。
報道では、2019年の台風15号上陸で、千葉県を中心に93万戸に停電が発生した。倒木や風で物が飛ばされたことで2000本の電柱が損壊し、修復工事にもかなり時間を要し、非常時の電力供給網の脆弱さが現れてしまった。

経済産業省の専門家チームは今月、停電損失報告の中で「予防と損失削減の観点からは、電線の地下埋め込みと電柱廃止は非常に重要である」と指摘している。日本政府は国会で2019年度の余生予算案に、250億円の関連費用を組み込んだ。

報道によると、日本の電線埋め込みは他の先進国より遅れているそうだ。東京23区の無電線道路の比率は全国でも最高ではあるが、たった8%である。ロンドンやパリの10%にはまだ届いていない。
こういった事情に詳しい放送大学の松原隆一郎教授は、「今のスピードだと100%電柱を廃止するには1500年必要です」と答えている。

Source: 中国四千年の反応! 海外の反応ブログ