コロナも破ったハンファディフェンス、エストニアにK9を追加輸出

「名品兵器」K9、6門追加契約
コロナの余波にも成功
ノルウェー、インドなどへの追加輸出を期待

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ハンファグループの代表的な防産系列会社であるハンファディフェンスが、エストニアにK9自走砲6門を追加輸出する。 新型コロナウイルス感染症(コロナ19)事態で、防衛産業の不況が凍りついた中で収めた貴重な成果だ。
20日、防産業界によると、ハンファディフェンスは、今年上半期にエストニアと最終協議を終え、K9 6門追加輸出契約を結んだことが確認された。 既存の12門供給契約に続くオプション分で、契約金額は261億ウォンである。

今回の輸出契約は、コロナ拡散の影響で全世界の国防予算が削減され、対面交渉が全面中断した中で成立したという点で意味が大きい。 当初、エストニア国防長官が今年2月に韓国を訪問し、追加契約の行使を行う予定だったが、コロナ19の拡散で訪韓計画を取り消し、契約に赤信号が灯った。 しかし、チョン・ギョンドゥ国防長官とエストニア国防長官との電話会談で契約を積極的に推進し、契約を結ぶことができたという。 ハンファディフェンスのある関係者は「具体的な輸出協議の内容を公開することは難しい」と述べた。

全世界に600門余りが販売されたK9は、購買国の好評の中で追加及び新規購買の可能性が予想されている。 ノルウェーは2017年、24門の契約を交わす際、追加24門をさらに購入できるというオプション条項を入れた。 ハンファディフェンス側は、これについてノルウェー側と協議を続けている。 7月にプロデ・スルベルグ駐韓ノルウェー大使が昌原ハンファディフェンス工場を訪問し、K9に対する満足感を示し、追加契約への期待感も高まっている。 ハンファディフェンスは今月25日に船積みされるK9自走砲4門とK10弾薬車1台の運送を終えれば、従来の契約を完了することになる。

インドもK9追加輸出の可能性が高い地域だ。 インドの場合、現地生産方式でK9が生産されており、年末の100門完了後に追加需要があるものと予想される。 この他にもオーストラリア、中東諸国などに新規販売を推進中であり、該当国家から肯定的な反応を得ている。

K9自走砲は、「国産名品」といわれている製品だ。 1998年に国防科学研究所と共同で開発したK9自走砲は、最大射程距離40キロ、最高時速67キロ、静止状態で30秒または起動状態で60秒以内の標的射撃といった世界最高水準の性能を備えている。 K9自走砲は米国の「M109A6」(パラディン)、英国の「AS90」(ブレイブハート)に比べ、射程距離などで優秀だと評価されている。 世界最強とされるドイツのPzH2000自走砲と比べても、性能は大きく遅れを取っていないうえ、価格も安く、高い評価を受けている。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ