「コスピ抜いた」…日本の株式市場は、なぜこのように上がったのか?
世界的な景気回復への期待感から新興国の株式市場に資金が集中している中、先進国市場の日本が最近、唯一指数収益率「トップ10」入りし、注目を集めている。 コスピ指数が連日史上最高値を更新しているが、第4四半期基準では日本の日経指数がコスピ上昇率を上回っており、目が集まっている。
現代自動車証券によると、日本の日経指数は今年第4四半期に入り、先月末までで14%も値上がりし、グローバル証券市場の収益率では6位となった。 トップは32%以上上昇したアルゼンチンのメルバル指数で、フィリピンやインド、インドネシア、ブラジルなどがそれぞれ15%前後の収益率を記録し、その後を継いだ。
10位圏にはタイ、香港、メキシコ、韓国も含まれた。 香港株式市場は10-11月に12%上昇し、韓国総合株価指数は11%上昇した。
先進国市場では日本だけが10位圏に入った。 日経指数はユーロ圏(9%)、米国(8%)、英国(7%)などを大きく上回る成果を出した。
日本は長い間、低成長の局面を続けてきたため、投資家の間では魅力の薄い市場とみなされてきた。 国内でも全体海外株式取引代金で日本が占める割合は1.6%と低い方だ。 しかし、意外にも日本証券市場の景気敏感度は相当高く、回復局面での上昇の勢いが激しいという見方も出ている。
現代自動車証券によると、この5年間、グローバル証券市場(経済協力開発機構加盟国や未加入の新興国6ヵ所を含めて)の景気ベータ(個別株価やポートフォリオが全体市場の動きに対してどれほど敏感に動いているかを示す指標)を調べてみると、日本が1.5で、香港に次いで高い数値であることが分かった。
現代自動車証券のカン・ジェヒョン研究員は「景気ベータが高いということはグローバル景気が改善すれば、日本が最も敏感に反応する市場という話」とし「ワクチン開発で景気改善期待が高い時点で日本の証券市場が急激な収益率を見せる理由」と述べた。
日本は韓国のように貿易依存度が高い国ではないが、時価総額の順位で景気敏感企業が占める割合が高い。 このため、先進国の中ではグローバル景気に相対的により敏感にならざるを得ないという説明だ。 日本のTOPIX150指数で景気敏感セクターが占める割合は79%で、韓国(78%)よりやや高い水準だ。
反面、情報技術(IT)企業の比重は米国(28%)などと比べて12%と低い方だ。 このため、金利が上がり、高いバリュエーション銘柄の株価負担が大きくなると、相対的に影響を少なく受ける傾向がある。
カン研究員は「景気改善の期待感が高い時点で金利が上がると、日本の株式市場が米株式市場の収益率を圧倒する現象が現れた」とし「来年の金利上昇が予想されるだけに、日本の株式の比重を高めるのも良い投資戦略」と話した。
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ