サンタレン(ポルトガル)のポルタドソル展望台でエズラさんに出会った。中略
フィレンツェ出身の彼は、フランスの巡礼道を歩いてポルトまで戻る途中だった。中略
サンタレンを隅から隅まで見て回った日、夕食を食べているとエズラさんは話があると言いながらしばらく躊躇した。今からその話をしよう。中略
「私は本当は韓国人が嫌いだった。韓国人にうんざりして途中で巡礼をやめて帰ろうとしたほどだった」
優しくて親切だったエズラさんが、韓国人である私の目の前で韓国人が嫌いだったと言ってきた。
巡礼の途中でアンチコリア(Anti-Korea)情緒がだんだん高まってきたいう話まで付け加えた。中略
うっすら推測していた話を他の国の人から伝え聞いて、顔が熱くなった。「韓国人の団体巡礼」、いや「巡礼の道での団体観光客」の話だ。
「韓国人が団体でアルベルゲ(巡礼者の宿泊施設)に集まってきた。20人、いやもっと多かったか。
鶏を煮込むのに本当に時間がかかっていた。キッチンをすべて占領し、待っている他の巡礼者たちは気にもとめなかった」
卵とジャガイモを数十個ずつゆで、パックのお酒を飲んでいたという。焼酎だったようだ。
韓国人たちは、消灯時間が経ぎても宿泊施設でワイワイと遅くまで楽しんだ。静かにしてくれという言葉を
何度も繰り返す必要があったとエズラさんは首を左右に振った。
歩行地となったが、厳密に言えば観光地ではない。 2017年に30万人を超える人々が訪れた道だとしても、
カミノロと呼ばれる巡礼道での肉体的・精神的変化の体験を希望する個人のウォーキングの聖域であるわけだ。中略
ほとんどの巡礼者が一人で歩く。一人で歩きながら他の巡礼者に会って交感し、配慮することが巡礼道の文化であり
伝統なのに、数十人が集まって歩く巡礼者など想像できなかった。一日中歩いて疲れた体で入った宿でそのような
団体に会うと考えただけでも不快で泣きたい気持ちだった。
私は前回の巡礼で、証明書を発行してくれる最小距離の100km前から出発した団体を見たことがある。
しかし少なくともそれらの巡礼者に宿泊施設で出会うことはなかった。旅行代理店を介して風景を配信しながら歩く
米国団体は、巡礼者の宿泊施設ではなく、ホステルやホテルを利用するようだった。韓国の旅行代理店は、
自分の顧客に「恐ろしく失礼」な韓国人を披露させ、それで巡礼の道にアンチコリアが生じたのだろうか。
「その人たちを回避しようと次の日無理して40kmを歩いたら、そこで別の韓国の団体に会った。
韓国人たちは数十人で宿泊施設を占領し、その日もキッチンは韓国人のみが使用した」
話を聞いてみると、夜に三枚肉を入手したようだ。宿泊施設から臭いが抜けなかったという。
エズラさんはその日以来、韓国人が泊まる宿がどこか調べて被害を避けようとした。
他の人たちとお互いのメッセンジャーで連絡しあいながら「韓国人がいないところ」を探し、
時には数km多く歩いたという話に困惑した。中略
美しい感動を抱かせた話だけでも足りないサンティアゴ巡礼だが、あえて嫌な話もした。
アンチコリアの声は聞きたくない、私も韓国人だからだ。以下略
続きを読む
Source: おもしろ韓国ニュース速報