日本輸出規制3品目への依存度減少…素・部・装「脱日本」明確
今年に入ってフッ化水素の輸入依存度22%減少
輸入上位100品目のうち68品目が改善傾向を示す
産業部、来年度の「素・部・装予算」1.5兆ウォン投入計画
昨年7月、日本政府はフッ化水素、極紫外線(EUV)用フォトレジスト、フッ化ポリイミドの3品目に対する輸出審査を厳しくすると、我が国に通知しました。 当時はこれをめぐって、日本が韓国の急所をまともに突いたという分析が多かったのです。 この品目が半導体生産に必ず必要な素材である上、輸入依存度も高かったからです。
そこで政府は、「素材・部品・装備競争力強化対策」「素・部・装2.0戦略」など対策を相次いで打ち出し、充実を図りました。 これを基盤に関連製品の生産拡大に向けた企業の努力も続けられましたが。 日本の輸出規制が発表されてから1年が過ぎた今、数字上では意味のある成果が少しずつ見つかっています。
韓国貿易協会の資料によると、今年に入ってから10月末まで、日本に対するフッ化水素の輸入依存度は12.2%となり、昨年同期に比べて22.1ポイント(p)減りました。
同期間、フォトレジストとフッ化ポリイミドの輸入依存度はそれぞれ87.5%、38.5%と2.4%p、5.4%p下落しました。
フッ化水素の輸入依存度が著しく減りました。 それだけ国内生産量が増えたからです。
フッ化水素液の場合、韓国の化学素材専門メーカーであるソウルブレインが製品を生産できる工場を増設しており、同じ時期にSKマテリアルズはフッ化水素ガスの量産に成功しています。
EUV用フォトレジストは欧州製品を中心に輸入多角化を進めています。
グローバル企業のデュポンから国内投資を誘致したことも、大きな成果の一つですが。 デュポンは2021年までに忠清南道天安にEUV用フォトレジストの開発・生産のための施設を構築する計画です。
フッ化ポリイミドは、コーロンインダストリーとSKCが独自の技術確保に成功しました。 現在、国内企業を対象にした試作品テストを行っていると知られています。
この3品目以外に主要素材・部品においても日本への輸入依存度が改善してきています。
実際に今年1-10月の対日本輸入上位100品目のうち、68品目(MTI3単位基準)の輸入依存度が減少したことが集計されました。
なお、本年に入って9月までの素材部門の対日本輸入依存度は20.7%と前年比0.5%p小幅下落しました。
具体的には、同期間の半導体製造用装備の全体輸入額は135億ドルで、このうち日本製製品の比重は25.1%です。 昨年同期と比べると、この数値は6.9%減りました。
このほか、プラスチック製品(41.0%、-0.7%p)、精密化学原料(12.6%、1.5%p)、基礎油分(57.1%、-4.4%p)、自動車部品(14.5%、-3.8%p)などでも日本製品への輸入依存度は改善されています。
政府は来年も今年より多くの資金を投じて素材・部品・装備力量強化に力を入れるという立場です。
先日発表した産業部の来年度予算案を見ると、素材・部品・装備事業関連予算は今年に比べ21%増の1兆5615億ウォンに策定されました。
これは新型コロナウイルス感染症(コロナ19)拡散後、戦略・核心産業のサプライチェーン自立化がより重要な問題に浮上したためです。 コロナ19事態で中国で部品の需給が厳しくなると、韓国の自動車工場が相次いで止まった事例が代表的です。
今後もグローバル供給網に対するリスクを減らし、国内に調達・生産基盤を備えるための努力が続くものと見込まれます。
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ