日本人があれほど現金を好きな理由

時は1946年

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敗戦宣言後、日本経済混乱のなか狂ったインフレで日本政府さえ喘いでいたその時代。
日本は戦争の時の材料生産のためのお金が必要で発行していた巨大な国債発行期限が近づいて来る。
その国債満期による不渡りを防ごうと、日本政府は、ものすごい発想をすることになる。

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それが「預金封鎖」
この預金封鎖でインフレを防ぎ、国債満期もなんとか防ぐという発想をするようになって1946年2月にすぐに実行してしまう。
つまり、政府が全国民の銀行に預けておいたお金の出金を止めてしまう(笑)
通帳から非常に制限的な金額だけ引き出しが可能で、ほとんどのお金は止めてしまう。

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そして9ヶ月後、政府では「税金および固定資産税」という名目で預金から25%~最大90%に達するお金を持って行く。
さらに面白いのは、その9ヶ月の間に、インフレが制御されたのかと言えばそのままだった(笑)
そこで、日本国民は、数十年にわたって貯めたお金がわずか数か月分の給料に変わるという奇跡を経験することになる。

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これにより、日本のいわゆる「財閥」は没落することになり、国民は「みんなで死のう」状態になる。
(しかし、ご存知の通り6,25戦争(朝鮮戦争)が日本を起死回生させてしまう…)

この「預金封鎖」、韓国は特別措置法が2005年に廃止されたが、日本はまだ法律であって、いつでも日本政府が望めば可能であるということ…
だから日本国民のほとんどが銀行をあまり信用していなくて、家に現物または現金で持っているので、日本は泥棒が多いようだ…

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余談だが、アベノミクスの基本発想が国債を担保にお金を無制限に市場に供給しようという発想だ。
アベノミクスにより日本の国家負債比率は1946年当時203%だったが、現在では240~250%まで急上昇で
安倍が間違えればまた預金封鎖する可能性もあるというのは公然の秘密である。
(経済規模がその当時と違うからできないだろうという話もありますが)

出典:NHK「預金封鎖の真実」

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ