ムン・ジェイン大統領、8月末ワシントンG7サミット韓国大統領史上初参加

トランプ政権、G7サミット8月末、ワシントンで開催
G7拡大改編議論本格化の見通し
ビーガン米国務省副長官、ムン大統領招待意思伝達の可能性
ムン大統領、コロナ19 K防疫、韓国経済位相説明するよう

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ドナルド・トランプ米国政府が、主要7カ国(G7)の首脳会議を来月末、米国ワシントンDCで開催することにしてムン・ジェイン大統領を招待したことが11日(現地時間)発表された。

トランプ大統領は当初、6月に予定されていたG7サミットを9月15日に開始された米ニューヨークでの国連総会前後や11月3日、米大統領選挙の後に開催し、非G7である韓国とオーストラリア、ロシア、インド、そしてブラジルを招待し、G11またはG12体制に転換したいとしたが、8月末の開催で急旋回しながらムン大統領などの非G7諸国首脳も招待したと伝えられた。

ムン大統領のG7首脳会議に出席は韓国の大統領としては史上初めてだ。

トランプ政権のムン大統領のG7首脳会議への招待は、外交チャンネルだけでなく、スティーブン・ビーガン米国務省副長官兼対北朝鮮特別代表が7~9日に訪韓した際、カン・ギョンファ外相やソ・フン青瓦台国家安保室長に伝達した可能性が高いと思われる。

ビーガン部長官が前日、東京から茂木敏充外相に会って安倍晋三日本首相のG7サミット招待の意思を直接明らかにしたからである。

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これと関連し、日本の朝日新聞はビーガン副長官が茂木外相にG7首脳会談について「8月末に安倍首相を出迎えられることを期待している」と述べたとし、トランプ大統領がG7首脳会議を対面会談の方式で開催することを目標にしていると伝えた。

これに先立ち、大統領府は先月1日、「ムン大統領がトランプ大統領と15分間電話をし、トランプ大統領のG7首脳会議の招請に喜んで応じ、防疫と経済両面で韓国ができる役割を果たす」と述べたと伝えた。

トランプ大統領は電話インタビューでG7体制について「古い体制で現在の国際情勢を反映できない。 これをG11やG12体制に拡大する案を模索中」と意見を尋ね、ムン大統領は「G7体制は世界的問題に対応し解決策を見つけるのに限界がある」と体制転換に共感したと青瓦台が明らかにした。

駐米韓国大使館は、大使館関係者の夏休みを8月中旬までにすべて終えるようにという内部訓令を下すなど、ムン大統領のG7首脳会議参加の準備に慌ただしく動いているという。

ムン大統領の今回のG7首脳会議への参加は、トランプ大統領の狙い通り、G7のG11やG12に拡大再編について、本格的に議論する出発点になる見通しだ。

特にムン大統領はトランプ大統領との通話で明らかにした通り、全世界の新型コロナウイルス感染症(コロナ19)パンデミック(世界的大流行)に成功的に対処している「K-防疫」と全世界の低成長問題に対する解決策提示、そして北朝鮮の非核化を韓半島および域内の平和と繁栄などに関して積極的に説明し、G11またはG12への拡大改編の正当性を強調するものと見られる。

加えて、韓国が世界貿易機関(WTO)の最近の資料基準で、中国・米国・ドイツ・オランダ・日本に次ぐ世界輸出6位の国であり、米国・中国・欧州連合など世界の国内総生産(GDP)の78%に達する自由貿易協定(FTA)ネットワークを持っている点など、経済強国としての地位も強調するものと見られる。

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ただ、日本とEUがG7体制の維持を望んでおり、議論が難航するものと見られる。

茂木外相は先月28日「G7の枠組みそのものを維持することが非常に重要だ」とし「これが全体(G7)のコンセンサス(合意)ではないかと思う」と述べた。

さらに、日本政府は、中国や北朝鮮に対する韓国の外交姿勢がG7と異なり、ムン・ジェイン政権が南北和解を優先視し、親中国の傾向を見せていると憂慮を表明し、現在のG7の枠組みを維持しなければならないという意思を米国に伝えており、これについて、米国側は「トランプ大統領が最終的に判断するだろう」と答えたと日本共同通信が先月27日伝えた。

これと共にEUの対外政策を総括するルセフ・ボレル外交・安保政策高位代表は先月2日「G7議長、今回の場合は米国の特権はゲスト招請状を発行する」としながらも「しかし構成員を変え、永久的に構成方式を変えることはG7議長の特権ではない」とトランプ大統領の構想に反対意思を明らかにした。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ