「サムスン追撃に驚いた?」…インテルから「GAA」特許購入したソニー

ソニー、昨年下半期にインテルからGAA特許30件を買収
GAA技術を先導するサムスン電子…イメージセンサーを巡る競争が拡大する見通し

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ソニーは昨年下半期、米国のインテル社から次世代半導体の工程技術として知られる「GAA(Gate-All-Around)」特許約30件を取得していたことが分かった。

現在、半導体業界ではGAA技術で最も進んでいる企業としてサムスン電子を挙げている。 インテルからGAA特許を買い入れたソニーは、システム半導体の代表格である「イメージセンサー(CIS)」市場でサムスン電子と競争関係に関心が集まっている。

業界によると、ソニーは昨年11月から12月まで米国のインテルから「GAAトランジスタ」関連特許35件を購入したという。 特許移転過程で両社間のロイヤリティがやり取りされたものと推定されるが、具体的な金額は公開されていない。

GAAは半導体微細化限界克服のための次世代トランジスタ構造だ。 半導体チップ一つに数千万個から数億個ずつ搭載されるトランジスタの大きさが次第に小さくなるほど、電流を調整するゲート(Gate)の役割は重要になる。

従来の平板(Planar)トランジスタは、電流が流れるチャンネル(Channel)が一つの面で接していて漏洩電流が生じるという問題点があった。

これを改善するために3次元(3D)構造の工程技術が開発され、これが魚のひれに似たフィンフェット(FinFET)トランジスタだ。 ゲートとチャンネル間の接点を3面に広げ、半導体の性能を高めたのだ。

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フィンフェットから一歩進んだのが次世代工程技術のGAAだ。 これは、電流が流れるチャンネル4面をゲートが囲んでおり、電流の流れをよりきめ細かく制御でき、高い電力効率が得られるのが特徴である。

現在、半導体業界でGAA技術で最も進んでいる企業はサムスン電子だ。 ドイツの特許分析会社「パテントサイト(Patent Sight)」によると、GAA特許を持った企業の保有技術を評価した結果、サムスン電子が1位に選ばれた。

サムスン電子は3ナノ(1ナノは10億分の1)以下の工程でGAAを導入する計画を立て、現在研究開発を進めている。 さらにサムスン電子は紙のように薄くて長いナノシートを数枚積層して電力効率を高めた独自技術「MBCFET(Multi Bridge Channel FET)」も開発した。

続いて台湾のTSMCとインテルがそれぞれ2位と3位につけた。 パテントサイトによると、ソニーの場合、量的な面ではIBM、グローバルファウンドリ(GF)などと比較してGAA特許がはるかに少なかったが、インテルからいわゆる「最良のもの」技術を確保し、特許の強み評価では業界6位になった。

これをめぐりパテントサイトは「ソニーが買い入れた特許の中には一部GAA特許引用頻度が非常に高いものもあった」とし「これまで高級イメージセンサーにGAA技術を取り入れるのに積極的でなかった」と分析した。

半導体業界ではソニーがインテルからGAA特許を買い入れたことを受け、今後製品に導入する技術を事前に確保するためと分析している。 結局、ソニーが現在営んでいる半導体事業と関連付けると、イメージセンサー(CIS)技術に適用される可能性が最も大きいものと予想される。

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市場調査会社「YOLEデベロップメント」によると、ソニーは2019年末基準、世界イメージセンサー市場で売上高基準42%でトップ企業だ。 トップのソニーを追っている2位はサムスン電子で、売上シェアは21%に止まっている。

しかし、サムスン電子の場合、昨年からイメージセンサー市場で攻撃的な投資とR&Dを拡大している。 その間、ソニーは主要顧客会社だったHuaweiが米政府の貿易制裁の影響を受け、事業が不安定になったという分析も出ている。

業界のある関係者は「今としてはイメージセンサーにGAA技術を適用する水準まではいかないが、今後微細工程が発展すれば必要だ」とし「ソニーも今後発売する新製品の競争力を高める目的でGAA特許を買い入れたものと見られる」と述べた。

これはイメージセンサー市場でサムスン電子の追撃を受けているソニーがいわゆる’超格差’戦略のため異例に他の半導体メーカーから特許を買い入れるほどの強気に出たという意味とも解釈できる。

今年に入って、サムスン電子もソニーとの格差を縮めるため、キャパを拡大し、新製品の開発に没頭する方針だ。 華城事業場のDRAM13ラインをイメージセンサー生産基地に転換する作業も進める。 最近では自動焦点機能を強化した5000万画素級の「ISOCELL GN2」新製品も発売した。

一方、YOLEデベロップメントによると、2019年に193億ドルであった世界イメージセンサー市場は、2022年には250億ドルまで成長すると見込まれる。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ