1: 2018/06/05(火) 13:08:43.33 ID:CAP_USER

◆いま日本で「韓国人」になりたがる女子高生が…なぜ?

■韓国人に憧れる日本人「オルチャン」とは

今、「韓国人になりたい!」と憧れている10代を中心とした女子の存在が注目されている。
10代向けの雑誌には「韓国人に近づける」メイクやファッションの特集が毎月組まれている。

しかも数ページではなく、数十ページにわたって紹介されていることも少なくない。
表紙に大きく韓国特集について書いている雑誌も増えている。
「韓国風」が日本の10代のトレンドになっているのだ。

韓国人に憧れる日本の女子は急増中だ。
ファッションやメイクも韓国人に寄せて、できるだけ韓国人に近づこうとする、そんな女子を表す「オルチャン」という言葉がある。

「オルチャン」は韓国語で「顔」と「最高」を合わせた造語で、顔がいい人(主に女性)を指す言葉だが、韓国で「オルチャン」は2003年頃流行り、現在では死語となっている。
今の日本でいう「コギャル」とか「ヤマンバ」といったところだろうか……。

そんな言葉が今、日本で大流行中だ。
本来の意味とは異なる「オルチャン=韓国人っぽい」といったニュアンスで使われることが多く、「オルチャンメイク」「オルチャンファッション」「オルチャン顔」などと単語と組み合わせて使われることも多い。
もちろん辞書には載っていないので、明確な意味合いは誰にも分らないが、「オルチャン」というワードを知らない10代は珍しいのではないだろうか。

■私が「韓国好き」から「オルチャン」に変わった瞬間

私は典型的韓国好き女子である。
幼いころから韓国カルチャーの集まる街、新大久保に住んでいたこともあり、K-POP、韓国料理、韓国旅行などが大好きだ。
そして、私自身も韓国人に憧れを持ち、韓国人に容姿を寄せているオルチャンでもある。

韓国人のファッションスタイルや顔を気に入っており、少しでも韓国人の見た目に近づきたいと思う。
そのため、韓国へ足を運び、韓国で韓国人に髪を切ってもらい、服を買う。

持っているコスメはほとんど韓国のモノだ。
自分で言うのもなんだがなかなかの徹底ぶりだと思う。
韓国で韓国人に韓国語で道を聞かれた時はめちゃくちゃ嬉しかった。

そんな私が「韓国好き」から「オルチャン」にもなったのは2013年中学2年生の時だった。
モノマネメイクで一躍人気者になったざわちんや、当時人気だったブロガーが「オルチャンメイク」(韓国人っぽく見えるメイク)を紹介していたことがきっかけだった。

彼女たちのブログには、日本人はピンクやブラウンのアイシャドウを好んで使うのに対して、韓国人はオレンジのアイシャドウを使うことや、涙袋をよりはっきり見せる、アイラインを太く長く引くと韓国人っぽく見えることなど、韓国人の顔に寄せるためのヒントがたくさん載っていた。
そしてそれらを駆使したオルチャンメイクを施したブロガーたちの姿は普段のメイクをしているときとは全く違って見えた。

■写真
韓国特集を組んだ若い女性向けファッション誌「JELLY」
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何気なく着ていた服も考えてみたら全身韓国で買った服だった
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左:赤文字雑誌を参考にしたモテメイク 右:オルチャンメイク 写真は両方筆者
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友人に「韓国人かと思った!」と初めて言われた日の写真
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筆者が一番ナンパされていた時期の画像
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2017年9月新宿ルミネエストにオープンした韓国コスメ専門店
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現代ビジネス 2018/06/05
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/55941

※続きます

2: 2018/06/05(火) 13:09:29.50 ID:CAP_USER

※続きです

「これが韓国人のメイクなのか!」と当時の私は思った。
特殊なメイク方法や普段とガラリと変わった彼女たちの顔をみて驚き、若干の違和感を覚えたが、確かにそれを当時の私は「かわいい!」と思った。
私も小学3年生の頃から続けていたブログがあったので、オルチャンメイクを見様見真似でやりブログに投稿したことを覚えている。

当時、少女時代やKARAといった韓国人アイドルは人気ではあったが、韓国人に自分のルックスを寄せようとするオルチャンのような存在はいなかったので、雑誌でもほんの小さく取り上げらえるようなマイナーなブームではあった。
しかし、オルチャンメイクが日本ではじめて話題になったのはこの頃だったと言えるだろう。

■オルチャンメイクと普通のメイクの比較

韓国人の見た目に寄せたメイクを「オルチャンメイク」と呼ぶことがある。
今、オルチャンメイクは雑誌TVでも取り上げられるほど10代を中心に流行している。

日本の女の子がよくするメイクとオルチャンメイクを比較してみるとこんな感じだ。
オルチャンメイクの基本として以下の4つのポイントが一般的に挙げられることが多い。

①白く、ツヤのある肌 ②山がなく平行な眉 ③長いアイライン ④ツヤ感のないマットな真っ赤なリップ 
これらを押さえると「韓国人っぽく」見えるというわけだ。

画像はこれらを意識し研究した技術が詰まったメイク。
さて、韓国人に見えるだろうか? 
毎朝メイクをしている時は「いかに韓国人の顔に近づけるか」というゲームをしている気分にさえなっている。

■なぜモテないオルチャンメイクをするのか?

正直オルチャンメイクは男ウケが悪い。相手が韓国好きな男子や自分でも化粧をするような男子でない限り、この長いアイラインや真っ赤なリップは敬遠されがちだ。
やっぱり男子はナチュラルメイクが好きらしく、ナチュラルメイクをしているときのほうが断然男ウケがいい。

流行っているとはいえ、この独特なメイクの良さを分かってくれる男子は少ない。
モテもしないメイクをなぜ、女子はこぞってやっているのか……。

それはただただ「かわいいから」だ。
今10代には「韓国=かわいい」という方程式ができあがりつつある。
SNSなどを通じて目にした韓国の姿が、歴史的背景や政治の問題を全く抜きにして、今の10代の「かわいい」と思う価値観にぴったりはまったのだ。

これではなぜ中国やアメリカではなく韓国に憧れを持つのか?という当然の疑問の答えにはならないとは思うが、10代の価値観が変わった時それが中国に当てはまれば、中国ブームが起こる可能性だってあり得るだろう。
実際に今、台湾の女の子がかわいいと10代の一部女子に台湾女子がブームになっていて、台湾人のインフルエンサーのSNSアカウントをフォローしている子も増えているらしい。

■クラスの女子の5分の1がオルチャン

2013年にオルチャンになった私は、その後もずっとオルチャンメイクをしていたわけではなく、赤文字雑誌で取り上げられるような男性に好印象を与えるモテメイクや、高校生向け雑誌で取り上げられていたギャルメイクなど、さまざまなメイクを楽しみ、それに合わせたファッションをしていた。
それは、オルチャンがまだまだ認知されていなくかなりの少数者だったからだ。
流行っていない時に韓国人風のメイクをしたり、ファッションをしていると変な奴だと思われて奇抜だと評価され周囲から浮いてしまう。

しかしついに、オルチャンメイクを堂々とできる日がやってきたのだ。それがまさに今だ。
2016年頃から韓国が再注目されるようになり、韓国人に憧れる女子、オルチャンも急増加。
韓国ファッションブランドの通販サイトや韓国コスメを扱う店が増え、メディアでも多く取り上げられるようになった。

今までは、SNS、K-POPアイドルのライブ会場や新大久保でしか見かけることがなかったオルチャンを街中はもちろん雑誌でも目にするようになった。
あの少数民族だったオルチャンが全国区になったことに対する感動は計り知れない。

※続きます

4: 2018/06/05(火) 13:09:51.40 ID:CAP_USER

※続きです

共学の高校に通う16歳(高校2年)によれば、クラスにいる25人の女子のうち、韓国好きは8人ほど、オルチャンは5人ほどおり、ほかのクラスも同様にオルチャンが1グループはいるそうだ。
私の通う大学でも見た目でオルチャンだと認識できる女子は多い印象で、見かけると仲間を見つけたような気分になる。

オルチャンが決して珍しい少数者ではなくなった今、オルチャンは1つのファッションジャンルとして確立されつつあるのではないだろうか。
「韓国人に寄せる」行為は一見奇妙にも思えるが、安室奈美恵のスタイルを真似する「アムラー」がいたように、憧れの存在に自分を似せようとするのは当然の行為にも思えてくる。
オルチャンブームがこれからも続いていくのかは分からないが、原宿の竹下通りに韓国コスメブランドが次々と出店したり、新大久保駅に入場規制がかかったり、韓国人のように写るプリクラ機が大ヒットしている現状を見ると、決して無視はできない流れであることが確信できる。

※おわり〆

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Source: おもしろ韓国ニュース速報