1: 2018/09/19(水) 12:11:56.41 ID:CAP_USER

<桜の代表的な品種のソメイヨシノの起源は韓国にあるという「韓国起源説」が、科学的な分析によって否定された。その研究結果自体は日本人にとってはそう目新しいことではないかもしれない。しかし、これを韓国メディアが「起源めぐる110年論争に終止符」と報じ、潔く 「敗北」を認めているのは異例なことだ>

今月13日付の韓国・中央日報は、『済州か日本か…ソメイヨシノ起源めぐる110年論争に終止符』と見出しを取り、韓国の研究チームが行ったゲノム分析の結果を報じた。

韓国では、同国の済州島に自生する「王桜(ワンボンナム)」がソメイヨシノの起源であるとする説が広く信じられているが、今回の分析により「済州の王桜と日本のソメイヨシノは明確に異なる別の植物であることが分かった」という。その結果は、世界的な学術誌『ゲノムバイオロジー』9月号に掲載された。

ソメイヨシノは、日本固有種のオオシマザクラとエドヒガン系の桜を親とし、接ぎ木や挿し木で人工繁殖させたクローンであることが、数多くの遺伝子研究により明らかになっている。しかし、韓国ではソメイヨシノと王桜は同種であるという説が主流だ。そのため、韓国語ではソメイヨシノのことを王桜と同じ「ワンボナム」と呼ぶ。ソメイヨシノ=王桜は、今や韓国各地に植えられ、花見の文化も定着している。

この”ソメイヨシノ韓国起源説”を強化するような記事が、春になると毎年のように韓国主要メディアで報じられてきた。今回の報道により、それに終止符が打たれるのだろうか?

■タブー視されてきた「起源」巡る客観的主張

中央日報が言う「110年論争」とは、済州島に住んでいたフランス人神父が1908年に王桜を採取し、それをドイツの学者がソメイヨシノの変種だと報告したとされることが起源説の発端になっていることを指す。

ただ、これにも諸説あり、現在韓国内で支持されているのは、2009年に同国の聯合ニュースが報じた「日帝強制支配期(日韓併合時代)に、日本人が済州島の王桜を改良し、大量増殖した」のが現在の韓国と日本にあるソメイヨシノだというもの。日本がアメリカに贈り、名所になっているワシントンDCのポトマック川の桜並木もその一部だと主張されている。

一方、ソメイヨシノと王桜が異なる種であることは、韓国起源説と関係なく行われてきた数多くの研究で古くから科学的に判明しており、それが韓国を除く世界の常識となっている。

2011年には、韓国人学者自身が、アメリカ農務省のサイトに今回と同じように王桜とソメイヨシノは別種であるという分析結果を発表したこともある。ただし、この説は3年後に当のチョン・ウンジュ博士によって撤回されている。韓国公共放送KBSの取材に対し、同博士は当該の論文は「誤りだった」と述べ、ソメイヨシノの起源は王桜だという論文をあらためて発表することを約束したという。

2018年9月19日(水)11時35分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/post-10968.php
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/post-10968_2.php

>>続きます。

2: 2018/09/19(水) 12:12:26.52 ID:CAP_USER

>>1の続き。

自説撤回が学者としての良心から来るものなのか、韓国世論の圧力に屈した結果なのかは分からないが、公共放送のインタビューという場で主張を180度変えたのは極めて不自然に映る。また、韓国文化庁という国の機関が韓国起源説を正式に採用していることからも、ソメイヨシノの起源については、「事実」を語ることが、韓国ではタブーとなってきたことが伺える。

そのため、今回報じられた韓国・明知大学と嘉泉大学の合同研究チームによる解析結果は、それ自体はそれほど目新しいものではないが、大手メディアの中央日報が「今回の研究結果で論争自体が無意味になった」と客観的事実と 「敗北」を潔く認めているのは、極めて異例な論調だと言えよう。

■「自己欺瞞はもう終わった」

そもそも、なぜ、韓国世論はこれほどまでにソメイヨシノの起源にこだわるのか? 当該報道の2日後、中央日報英字版『コリア中央デイリー』のムン・ソヨン文化局長が寄せたコラム(https://japanese.joins.com/article/185/245185.html)にヒントを見つけた。

「この学説は、韓国人が桜を楽しみながら『日帝の残滓ではないだろうか』という民族主義的罪責感を都合よく軽減してくれた。桜祭りが韓国の代表的な春の祭りになり、関連商品が数えきれないほど登場した中、論争が起こるたびに民族主義的な防壁として出てくるのが『済州原産地説』だった」と同氏は書く。

ムン氏は続ける。「しかしその防御論理はおかしかった。花の原産地とその花を楽しむ文化の発生地は別のものだからだ。たとえ世界の桜の起源が済州だとしても、私たちの祖先が桜を楽しんだ例は過去の詩や絵には見られない。(中略)すなわち、原産地がどこであれ、今日の韓国で桜を楽しむ風習は私たちの伝統でなく、日帝強占期を経て日本から入ってきたということだ」。同氏はそのうえで、「 「ソメイヨシノ済州原産地説」を主張して私たちの伝統でない桜祭りをいかがわしい民族主義で包装する自己欺まんはもう終わった」と言い切っている。

日韓併合時代に端を発する反日思想の背景には、同コラムで「民族主義的罪責感」と表現される一種のコンプレックスや恨みの感情だけでなく、慰安婦問題などを見ていると、敗戦国日本の弱い立場に付け込んで相対的に自国の地位を高めようという意図もあるように感じられる。

実際のところ、ソメイヨシノ以外にも数え切れないほどの韓国起源説が主張されているが、そのほとんどが日本をターゲットにしている。その内訳は「剣道」「茶道」「神社」「日本語」「サッカーファンのごみ拾い」「天皇」「熊本城」など、文化、スポーツ、人物、歴史とあらゆる分野に及ぶ。これに比べて、文化的なつながりが深い隣国中国を含め、日本以外の国に対する起源主張は極めて少ない。

儒教文化の影響が強い韓国では、客観的事実よりも「面子」や「道徳」が優先される傾向にあるという見方もある。そうした文化的背景も、「我が国は日本よりも優れているはずだ」という願望の産物である起源説が、いつの間にか事実として一人歩きすることにつながっているのかもしれない。しかし、今回のソメイヨシノの起源を巡る報道は、「願望」よりも「客観的事実」に寄り添った我々にも馴染みやすい論調だ。韓国の文化、ひいては反日的な世論に、変化が起きている兆候なのかもしれない。

>>おわり。

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Source: おもしろ韓国ニュース速報