相次ぐ火災「原因はバッテリー」…企業「強力反発」
[アンカー]
電気を充電し、必要なときに使用できるようにするエネルギー貯蔵装置ESSに相次いで火災が発生したことをめぐり、政府がバッテリー異常と推定されるという調査結果を発表しました。
バッテリー業界は認めることができないとし、強力反発しました。
ソ・ユンゾン記者が報道します。
[レポート]
昨年8月に忠清南道の予算のエネルギー貯蔵装置ESSで火災が発生しました。
原因を知ることができないESS火災はその後も相次ぎました。
10月までの2ヶ月間、全部で5件でした。
1次調査時にとられた安全対策にもかかわらず、火災が続くと、政府がこの5件を集中的に調べて、再結果を出しました。
5件のうち4件は、「バッテリー異常が原因と推定」というのです。
発火点がバッテリーと確認され、似たような場所に設置された同じモデルのバッテリーを分解して調べてみると、内部での異物や損傷が発見されたというのです。
[キム・ジェチョル/ ESS火災事故調査団長]
「バッテリーが『調子が悪い』というシグナルが運営記録に記載されています。古くなったら、ある範囲内で火災になるのではないか。」
問題があったバッテリーを100%近く充電して使用して、火災につながったという説明です。
1次調査時に設置と運用上の問題を火災の原因と把握していたのとは異なり、今回はバッテリー本体を問題に挙げたわけです。
メーカーは強く反発して出ました。
事故現場のバッテリーを燃え尽きてしまって直接調べることができなかったし、その程度製品の欠陥をもって性能は低下することがあっても、火が出ることはないでしょう。
[イム・ヨンホ/サムスンSDI副会長]
「同じバッテリーを供給した海外サイトで火災が発生した履歴がなく、国内のみで有毒火災が発生(しています。)」
ESS市場は、韓国企業が世界市場の半分を占めるほどですが、相次ぐ火災で打撃を受けてきました。
一度LG化学は欠陥問題が提起された2017年の中国の南京工場の生産のバッテリーをすべて交換すると明らかにし、サムスンSDIも安全対策を打ち出しました。
バッテリーに問題はなかったが不安心理は解消するというのに、政府もESS充電率を最高90%までに下げて、ESSをより安全な場所に移転する費用を支援することにしました。
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ