「借金で回して返済」…借金中毒日本、他人事ではない韓国
韓国の未来は日本だろうか。
毎年借金をして利子を食い止めながら国を運営する「国家債務比率266%」日本の現状が、韓国の未来になる可能性が高まっている。 韓国も赤字財政に慣れてくると、国家信用格付けが下がり利子費用がかさむ可能性があるからだ。
特に、円より低いウォンの地位、国債の相当な比重を外国人が保有している点、相対的に少ない外貨保有高と海外資産などによって格下げ時の衝撃は日本より大きいという指摘だ。
16日、グローバル信用評価業界によると、昨年、日本のGDP(国内総生産)に対する国家負債比率は史上最高の266%に達した。 19年まで238%水準だった日本の国家負債比率は、昨年コロナ19(COVID-19)対応のための拡張財政基調の中で28%ポイントほど高くなった。
日本の国家負債比率は1991年までは38%に過ぎなかった。 しかし、1990年代にバブルが弾け、政権交代の時期ごとにさまざまな無償福祉政策を公約に掲げたため、国家負債が早いテンポで膨らんだ。 中央政府に政界の影響が強まり、「景気活性化」という名分の前で拡張財政基調が基本値となった。
しかし、日本の拡張財政基調による景気活性化は、国家負債に相当するだけの成果を出せず、国債利子の返済に汲々としている。 既存国債の利子費用まで借金をして返さなければならない状況だ。 昨年の利子費用だけで23兆4000億円(243兆ウォン)に上った。 韓国の予算の半分ほどの規模だ。
日本国債の格下げを受け、このような状況はさらに悪化した。 ムーディーズが2014年、日本国債の格付けを、「Aa3」から上位5番目の格付け「A1」へと1ランク引き下げたことを受け、利息負担はさらに膨らんだ。 フィッチも同様に、先月、日本の格付け予測を下方修正し、日本の借金財政に暗雲が立ち込めている。
最近続いている韓国の赤字経営基調は日本と似ているか、さらに悪い状況につながるという観測が出ている。 日本の財政基調に似ていながらも、日本より足りない経済体力のためだ。
まず、日本は中央銀行や銀行圏、保険会社、年金基金や公的年金などが国債の90%以上を保有しており、変動性が少ない。 外国人の保有比率は5%程度に過ぎない。 今も国債を発行すれば、中央銀行が発券力を武器に、その半分ほどを買い付けている。 取り付け騒ぎのような「国債取り付け騒ぎ」に備えた外貨準備高も1兆4000億ドルに達する。
反面、韓国は国債の約20%を海外投資家が保有している。 基軸通貨国でない以上、中央銀行の国債購入も制限的にならざるを得ない。 外貨準備高は日本の3分の1に及ばない4480億ドル水準だ。 日本に比べて保有している海外資産も少なく、通貨危機により露出しやすい環境だ。
さらに大きな問題は0.84人で、昨年最悪となった合計出生率だ。 延世大学経済学部のソン・テユン教授は「人口減少は歳入が増えにくく歳出だけが増えるという意味以外に、人口構造自体が経済成長率を脅かすということ」とし「韓国の負債増加速度は日本の財政が悪化した時期より早いのが事実」と懸念した。
漢城大学経済学部のキム・サンボン教授は「韓国経済は23年前の日本の姿にそのまま追いついているが、超高齢化社会への進入速度は韓国がさらに速いため、赤字国債の影響も大きくなるしかない」とし「財政政策のほかに産業構造調整を通じて実質的な雇用を創出し、新しい好況を作るための努力が必要だ」と述べた。
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ