『二人の神様』『てんこ盛りのお稲荷様』『狐の嫁入り』他 山にまつわる怖い話

歴史
632: 562 2005/03/31(木) 07:57:33 ID:7JSn77uQ0
二人の神様
Aさんが少年の頃(戦前)、罠を仕掛けては狸や狐、イタチなどの小動物を獲っては皮を剥いで売っていたそうです(当然、今では許されない事だと思いますが)。
そんなある日の事。Aさんはいつものように仕掛けた罠を見回りに、山へと入りました。

「獲らぬ狸の皮算用」をしていたAさんですが、その日の収穫はゼロ。すっかり気落ちしたAさんは、元来た道を引き返し始めました。
ところが。『通いなれた道、目を瞑ってでも帰れる』自信のある山道であった筈なのに、周囲の風景がまるで違うのです。「どこかで道を間違えたのか?いいや、そんな筈は無いんだが…」Aさんは見覚えのある道を探し始めました。

が、行けども行けども知らない場所ばかり。そうこうするうちに日も暮れ始めました。「これはいよいよマズイぞ。下手をしたら、山で夜を明かさないといけない」何とか元の道に出ようと必死になりましたが、全ては徒労に終りました。

すっかり暗くなった山の中でAさんは途方に暮れました。ところが…。
耳を澄ませると、どこからか人の話し声が聞こえる。最初は幽霊か何かと思ったのですが、よくよく見渡せば遠くに灯かりも見える。
「しめた!人が居る!今日はあそこに厄介になろう」Aさんは灯かりを目指して歩き始めました。

やがて、灯かりのすぐ目の前まで来たAさん。焚き火がチロチロと燃えています。
焚き火を起した主に事情を説明しようとしたのですが、そこで言葉に詰まってしまいました。

引用元: ∧∧∧山にまつわる怖い話Part18∧∧∧


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Source: 不思議.NET

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