肉体パーツの欠損・過剰から想像される妖怪【山口敏太郎】

歴史
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『百鬼夜行絵巻』 作者不詳(室町時代)

欠損・過剰の妖怪たち

人は体のパーツや顔の部位の欠損でそれを神として認識したり、魔物として認識したりする。

3つの点があれば、それを人間の顔として脳は認識
してしまう。これをシミュラクラ現象といい、心霊写真の原理によく使われるものだ。つまり人間の脳は3つの点があれば顔を認識し、何かが欠落すればそれを異界の住民として判断してしまうのだ。

よくよく考えてみると日本の妖怪たちには体のパーツが欠損していたり、過剰であったりすることが多い。得てして山の妖怪は一本足であることが多い。目が一つしか無い一つ目小僧や、顔のパーツが全て無いのっぺらぼうのような妖怪もいる。

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Source: 不思議.NET

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