【書評・紹介】戦場で戦車は脇役だった? 『「砲兵」から見た世界大戦: ――機動戦は戦いを変えたか 』

歴史

『「砲兵」から見た世界大戦: ――機動戦は戦いを変えたか 』
パンダ・パブリッシング
古峰文三 (著)

「砲兵」から見た世界大戦: ――機動戦は戦いを変えたか (WW2セレクト)

文:誤字 様

 大砲を扱う砲兵、それは「戦場の女神」と称される一方、その活躍が取り上げられることは少なく、書籍やファクションでは自然現象のごとく唐突に砲弾の雨を降らす舞台装置のような扱いを受けることも多々あります。

 単独で取り上げられることの少ない、地味で重苦しく目立たない砲兵ですが、しかし砲兵は登場以来その火力で戦争と戦場をダイナミックに変化させてきました。

 特に20世紀の二つの大戦では砲兵が取り扱う膨大な数の大砲が生み出した火力戦が戦争の様相を左右し、また戦車や航空機などの新兵器のあり方にも多大なる影響を与えるなど大きな存在感を見せるのです。

 本書では砲兵視点で20世紀の二度の世界大戦を語る事により、この目立たない女神が戦場に与えた様々な影響を明らかにしています。

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Source: 系まとめブログ

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