【昭和の怪奇事件】プレゼントの中身は"行方不明の夫"だった『イヴの奇跡』

歴史

12月25日はみんな大好きクリスマスである。
昨年12月、本稿でも日本におけるクリスマス文化についてご紹介したのだが、今回も本題へ移る前に、少しばかり日本のクリスマスについてご紹介しよう。

日本では1900年前後からクリスマスを祝う文化がではじめ、大正年代に入ると子供向けの新聞記事でもクリスマスおよびサンタクロースが紹介されているのだが、1912年(大正元年)になると教文館という出版社が、「クリスマス対話集」なるユニークな書籍を発売している。

前書きによると本書は、クリスマスを知らない学校の先生たちが、子供たちの前でどのような話をすればいいのかを教えるという、今で言うハウツー本のようなもので、クリスマスの起源をはじめ、生徒達の前で大人はどのような話をすればいいのかを懇切丁寧に解説したものだ。

日本のクリスマス文化の発展は、キリスト教の伝道師および、積極的に新しい文化を取り入れようとした学校の先生たちの「努力の賜物」なのかもしれない。

さて、今回の「昭和の怪奇事件」は、海外の話で恐縮ではあるが、昭和時代の新聞に掲載された「クリスマスイヴの奇跡」をひとつご紹介したい。

昭和末期の1985年(昭和60年)12月27日の朝日新聞に「イブの奇跡?記憶戻る」なる見出しの記事が掲載されている。

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Source: 不思議.NET

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