今となってはとても信じられない話だが、かつて日本の一部地域では、人間の臓器取引が行われていた。
これは角膜や腎臓を正規外のルートで売る現代の「臓器売買」とは少しニュアンスが異なり、病気を治す「薬材」として販売がなされていた。
代表的なものでは人間の肝臓や骨、そして脳髄などが人体を扱うブローカー達の手により闇取引されていたという事実がある。
特に「人間の生き肝」や「人骨の黒焼き」「新鮮な脳みそ」はこの世に存在する、あらゆる難病に効果があるという誤った知識が横行していたことで、明治から戦前までは人間の臓器を奪うための殺人事件や墓荒らしが全国で発生している。
今回ご紹介する怪奇事件は、今から100年以上前に長野県で発生した世にも凄惨な人間の肝を狙った殺人事件、俗に「肝取り勝太郎」と呼ばれる猟奇事件についてご紹介したい。
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Source: 不思議.NET
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