■鼻腔以外にも存在する嗅覚受容体
(中略)
パウス博士ら研究チームは、ヒトの毛包上皮に嗅覚受容体「OR2AT4」が発現していることに気づいた。OR2AT4は過去の研究から、ビャクダン系合成香料「サンダロア(サンダロール)」の成分で活性化することが知られている。そこで、頭皮組織片をサンダロアで処理すると、毛包の角化細胞の細胞死が減少し、頭皮内の成長ホルモン分泌が25〜30%増加した。
パウス博士らはその後、女性ボランティア20人を対象に、ごく短期間の臨床試験を実施。頭皮の一部にサンダロアを適用したところ、1日あたりの脱毛量に減少がみられたという。
■サンダロアには皮膚再生の効果も
(以下略)
ニューズウィーク日本版
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2018/09/post-10996.php
ビャクダン(白檀)
ビャクダン科の半寄生の熱帯性常緑樹。爽やかな甘い芳香が特徴。香木として利用される。
産出国はインド、インドネシア、オーストラリアなど。特にインドのマイソール地方で産する白檀が最も高品質とされ、老山白檀という別称で呼ばれる。
雌雄異株で周りに植物がないと生育しないことから栽培は大変困難で、年々入手が難しくなっており、インド政府によって伐採制限・輸出規制が掛けられている。
白檀は、香木としてそのまま用いられるだけでなく、蒸留して取られる白檀オイルの主成分サンタロールには、殺菌作用、利尿作用の薬効成分があると言われ、薬用にも広く利用される。また、気分の薬として胸のつかえをとり、爽快感を与える。
沈香とは違って熱を加えなくても十分に芳香を放つため、置物である仏像、仏教儀式に欠かせない数珠等の仏具をはじめとして、日本では扇子の骨に使ってあおぐことで香りを発散させたり、匂い袋の香料の一つに利用するなど、身近なところで多種多様に使われている。線香の原料の中では最も一般的である。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ビャクダン
引用元: ・ハゲに朗報!合成ビャクダンを頭皮に「嗅がせて」発毛促進:英研究[09/21]
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Source: 不思議.NET
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