【秘儀】現役巫女が語る10年に1度の儀式「葛流女神社の御継の儀」が恐ろしい(後編)

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【秘儀】現役巫女が語る10年に1度の儀式「葛流女神社の御継の儀」が恐ろしい(前編)

御継の儀当日

朝、A神社へ向かう道中、自分がいつもより少しだけワクワクしていたのを覚えている。結局、私はこの時点でも神社に対する認識はさほど変わってなかったんだと思う。何か面白いことが起きればいいのにとか、楽観的に考えていた。

御継の儀が行われるのは夜だったので、いつものように淡々と業務をこなした。こんな日に限って外国人の観光客が多く、いつも以上に境内を走り回ってた。汗まみれで業務をこなしながら、私は日が落ちるのを待った。

そして、夜。この時点でヘトヘトだったけど、ここからが本番だった。業務を終えた人から順番に御継の儀の準備を始める。私も自分の業務を終わらせて、先に準備を進めていたA先輩を手伝った。

本殿前の山道に等間隔で篝火を設置し、そこに薪を焚べる。A先輩の指示を仰ぎながら、邪魔にならないようバタバタと準備を進めた。

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Source: 不思議.NET

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