【昭和の怪奇事件】「必ず死ぬ」の因縁つき…呪われた伝説のお化け屋敷が実在した!?(前編)

歴史

謎の新聞記事「大森のお化け屋敷」

2018年6月某日、いつものように図書館で古新聞を調べていたら奇妙な記事を発見した。
1936年(昭和11年)7月2日、読売新聞に以下のような記事と写真が掲載されていた。

夏むきのお誂へ?大森にお化け屋敷『必ず死ぬ』の因縁つき

東京都大森区馬込町(現在の東京都大田区南馬込付近)にある「磨墨の塚」の近くにはかつて「お化け屋敷」と呼ばれていた古い屋敷があったという。

図1大森お化け屋敷

読売新聞1936年7月2日号

記事によると、この「お化け屋敷」は1909年に建てられたものの持主が転々としており、関東大震災(1923年)の際に当時の有名な銀行支配人のYという人物が購入したが、改築の最中に死亡

さらに昭和10年(1935年)にはこの屋敷の隣に土地を購入した元貴族院子爵議員の井伊直安(幕末の譜代大名・井伊直弼の四男)が別荘を建てようとしたが、これも工事中に死亡。以来、近隣住民から「住民が必ず死ぬお化け屋敷」として有名になってしまい買い手がつかないという。

「お化け屋敷」の噂は数多くあれど、大手の新聞に詳しい住所そして写真が掲載されているのは珍しい。

「もしかしたら今でもお化け屋敷が残っているかも……」

筆者は、約80年ぶりに「大森のお化け屋敷」についての謎を解明するため調査を開始した。

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Source: 不思議.NET

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