関西テレビで筆者が企画した番組「怪談グランプリ」が10周年を迎えた。
自分が41歳の時に企画した番組だけに、非常に愛着を持っている。また新しい怪談師を発掘する目的で中日新聞と組んで始めたのが「怪談王」である。怪談王は地域ごとの予選を勝ち上がった怪談師が名古屋で決戦を行う、トーナメント方式のイベントであり、今年で三回目を迎える。
こちらも大変な人気イベントに成長した。十数年前にサイバーエージェントの友人と「怪談師」という言葉を復活させ、怪談を語ることを文化として確立するために邁進してきたが、ようやく実が実った感じがする。
もちろん作家として毎年のように怪談本は執筆している。TOブックスで筆者が立案した地域ごとの怪談本の企画は、筆者が知らない所で色々な作家やライターに振られてしまっていたが、今年からは弊社プロデュースに戻してもらった。
この夏は同社から山口敏太郎の「千葉の怖い話」を筆頭に、続々と弊社の人物が地域別の怪談を書くので期待していただきたい。また、怪談グランプリの本も昨年に引き続き同社から発売される。語りと執筆のいい形での混合が成立したと言っても良いかもしれない。
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Source: 不思議.NET
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