狂犬病
狂犬病は、ラブドウイルス科リッサウイルス属の狂犬病ウイルスを病原体とするウイルス性の人獣共通感染症である。
毎年世界中で約5万人の死者を出している。水などを恐れるようになる特徴的な症状があるため、恐水病または恐水症と呼ばれることもある(実際は水だけに限らず、音や風も水と同様に感覚器に刺激を与えて痙攣等を起こす)。
■感染
一般には感染した動物の咬み傷などから唾液と共にウイルスが伝染する場合が多く、傷口や目・唇など粘膜部を舐められた場合も危険性が高い。狂犬病ウイルスはヒトを含む全ての哺乳類に感染し、人への感染源のほとんどがイヌであるが、イヌ以外の野生動物も感染源となっている。
通常、ヒトからヒトへ感染することはないが、角膜移植や臓器移植によるレシピエント(移植患者)への感染例がある。
■症状
前駆期には風邪に似た症状のほか、咬傷部位にかゆみ(掻痒感)、熱感などがみられる。
・急性期には不安感、
・恐水症状(水などの液体の嚥下によって嚥下筋が痙攣し、強い痛みを感じるため、水を極端に恐・れるようになる症状)
・恐風症(風の動きに過敏に反応し避けるような仕草を示す症状)
・興奮性
・麻痺
・精神錯乱などの神経症状が現れる。
また、腱反射、瞳孔反射の亢進(日光に過敏に反応するため、これを避けるようになる)もみられる。
その2日から7日後には脳神経や全身の筋肉が麻痺を起こし、昏睡期に至り、呼吸障害によって死亡する。
試験的な治療法の成功症例を除くと、ワクチン接種を受けずに発症した場合はほとんど確実に死に至り、確立した治療法はない。2004年10月以前までで記録に残っている生存者はわずか5人のみで、いずれも発症する前にワクチン接種を受けていた。
引用元: ・http://orpheus.2ch.net/test/read.cgi/livejupiter/1426188522/
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Source: 不思議.NET
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