戦訓と所見で読むルンガ沖夜戦
-戦闘詳報は何を語るのか−文・加賀谷康介(美少女ゲーム特典史研究家)
この海戦は日本側の第2水雷戦隊が兵力的に優勢な米第67任務部隊を撃破し、日本海軍伝統の夜戦能力を実証した海戦として知られている。
よってこの海戦を取り上げた本は日米ともに多数あるが、その中で最も知名度が高いものと言えば、半藤一利(『文藝春秋』編集長。昭和史研究家)氏の著作『ルンガ沖夜戦』と思われる。海戦の詳細な経緯はそれらの書籍に譲るとして、本記事では勝者となった第2水雷戦隊(司令官・田中頼三少将とその幕僚)が海戦からどのような教訓を得、どのような所感を抱いたかについてを『第2水雷戦隊戦闘詳報』から明らかにしてゆきたい。
続きを読む
Source: 系まとめブログ
コメント