申す(ヒサルキ関連?)
初投稿したいと思います。
これは私が祖母に聞かされた昔話で
母が田舎にいた頃に母の祖父(曾祖父?)に聞いたお話です。
母は中国地方にある小さな村で生まれ育ったのですが
その村の裏の山には主(土地神)がいて村人は年に数回お供えをしていたそうです。
そのお供えには村の男が二人で向かうのですが、山へ入る前に
『○○○○(むにゃむにゃ~と母は言ってました)申すか?申さぬか?』
『申す!』とおまじない(?)みたいな掛け合いをしていくらしいです。
ちなみに、山の主とは猿の妖怪(老猿?)で目が合うと襲い掛かってくるそうです。
(普通の猿でも目が合えば襲い掛かってきそうですがw)
万が一山で主に遭遇した時には目を合わせずに『申す!』と言うと
退散していくとの言い伝えがあるとのこと。
妖怪は自分の正体がばれると力を失うらしいく、
申(猿)を『申す』に変えて呼んでいたのではないかと
母は言ってました。(お前は猿だ!って意味なのかな)その村には別の村から嫁にきた女が一人居たのですが
ある日、その女が行方不明になったそうです。
村中でその女を捜索したところ、山のふもとで見つかりました。
女は体中に引っかき傷を負っていて
髪の毛は毟り取られ、片目は潰れもう一方の目もえぐられていたらしいです。
村の老人はそれを見て山の主さんと目を合わせてしまい、襲われたんだろうと言いました。
村人達は昔から山の恐ろしさを教えられているので迂
闊に山に入ったりはしなかったらしいのですが
その女は好奇心が勝ってしまったのでしょう。
引用元: ・https://hobby9.5ch.net/test/read.cgi/occult/1170418958/
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Source: 不思議.NET
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