<管理人より>
今年は邦画のヒット作が続いているとのことで、管理人も流行(ビックウェーブ)に乗るべく『シン・ゴジラ』と『君の名は。』を観に行きました。両作品とも非常に楽しめましたが、特に『君の名は。』は映像・ストーリー・キャラクター全てが素晴らしく一週間に一度は観ないといけない体(瀧三欠乏症)になりました。さて、先月の12日ですが、標題にある『この世界の片隅に』が公開となり、上映劇場が少ないながらも口コミによる高い評価でヒットしています。
一応戦争映画ということで12月1日(木)に観に行きましたが、平日夜でほぼ満席、年齢層もかなり幅広いものでした。感想ですが、公式サイトに詳しく説明されているとおり当時の建物や生活など細部まで考証した美しい風景、落ち着いた音楽と主人公すず役の「のん」さんのおっとりとした声も相俟って序盤から物語に引き込まれました。
物語中盤までは劇場内に笑い声が何度も起こるほど面白いシーンがたくさんありました。後半はちょっと急ぎすぎたような感じがしますが、観終わった後しばらく余韻がありました。軍事関係については、軍艦は戦艦「大和」、巡洋艦「青葉」が登場します。遠景や名前だけであれば、戦艦「武蔵」、空母「飛鷹」「隼鷹」、駆逐艦、Uボートなどが出てきました。物語後半は空襲が頻繁に描かれますが、B29だけでなく、艦載機による機銃掃射、対空射撃の着色弾など良く描かれていました。エンドロールに著名な軍事研究家の名前が複数並んでいたので納得です。
また、すずが「空の神兵」を歌ったり、BGMで「隣組」、「勝利の日まで」を歌う女学生たちなど軍歌・戦時歌謡も流れます。空襲を知らせるラジオ音源は当時のものかもしれませんが、玉音放送はちょっと違う感じがしました。細かいところまで丁寧に作られた良い作品ですので劇場に足を運ぶ価値はあると思います。
<情報提供>
上記の砲弾について、ふぃん様より情報提供がありましたので掲載いたします。
映画「この世界の片隅に」の空襲のシーンが名シーンだったので、それの解説です。
予告ではないですが映画本編ではしっかり色がついています。
http://togetter.com/li/1050708
http://togetter.com/li/1052271
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Source: 系まとめブログ
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