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842: 1 2006/03/18(土) 12:46:10 ID:eAHiJIFJ0
日本刀
以前、エジプトに長期滞在したときの話だ。
髪が伸びたから散髪しようと、3ヶ月ぶりに床屋に出かけたときのことだ。
その床屋はカイロ郊外にあった。
中に入ると、平日だったせいか客が一人もおらず、店主らしきおやじがシートにどかっと腰をかけ、
暇そうに雑誌を読んでいた。
おやじは、かなりごつい面構えをもち、かなり大柄な逞しい体つきをしていた。
本当に床屋のおやじなのかと店の入り口で眺めていたところ、
俺に気付いたらしく、「いらっしゃいませ」と声をかけてきた。
やはり、店のおやじだったようだ。
おやじは、自分が座っていたシートに俺を座らせると、「どういたしましょうか?」と聞いてきた。
俺はおやじの体温で温まったシートを不快に感じつつ、
角刈りを頼んだ後、疲れていたせいかウトウトして、そのまま寝てしまった。
しばらくして気づくと散髪が終わり、おやじが髭剃りの準備をはじめたところで、俺の顔には石鹸の泡を塗られていた。
鏡を見ると、なかなかいい角刈りに仕上がってやがった。
俺は気をよくして、おやじに「転げまわったんでハンサムが薄汚れちまった、ピカピカにしてくれよ!」と声をかけた。
(余談になるが、滞在先のホテルから床屋に向かう道中、日本刀を持ったガキに因縁をつけられて、喧嘩になった。
そのとき、地べたを転げ回ったせいで、体中埃まみれになってしまっていたのだ。)
「あいよ!」と返事をして、おやじは剃刀を取り出し、頬から剃り始めた。
引用元: ・https://hobby7.5ch.net/test/read.cgi/occult/1141777021/
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Source: 不思議.NET
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