江戸時代の経済成長、なぜ可能だったのか

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1: 首都圏の虎 ★ 2020/01/11(土) 09:55:10.02 ID:gYVanIC49
かつては江戸時代の経済事情について、「低成長で、農民が領主に搾取された時代」といった歴史観が私たちの間で共有されていました。

 その遠因は、第二次世界大戦での敗戦にありました。日本が戦争に負けたのは、民主主義国ではなく、欧米と比較して封建的だったからであり、その原因を遡れば江戸時代に鎖国をして開明的になれなかったからだ、という考えが戦後、一般に広がったのです。

 しかし現在では、江戸時代にもそれなりの経済成長があったことがわかっています。そもそも産業革命を迎えたヨーロッパがそれ以降、急激に成長したということであって、ヨーロッパと比べれば日本の経済成長率は相対的に低かったかもしれませんが、足下を見れば十分な成長を実現していたと考えるべきなのです。

 では、江戸時代の経済成長とは、いったいどういうものだったのでしょうか。

■ 戦乱がなくなり官僚化した武士たち

 戦国時代は全国で多数の戦いが繰り広げられてきました。しかし江戸幕府が開かれると一転、日本は戦乱のない時代に入ります。さらには、国を閉じる「鎖国」を選びました。
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 戦国時代の日本は、世界有数の軍事国家でした。1575年の長篠の合戦においては、かつては「3000丁もの鉄砲が使われた」とされていましたが、最近ではその数字は1000丁へと下方修正されています。だとしても、長篠の合戦は世界的にみて最大規模の銃器が使用された戦争でした。

 ところが江戸時代になり戦争がなくなり、やがて鎖国政策がとられるようになると、軍事産業が大きく縮小することになります。朝鮮への侵略に失敗していることもあり、国外に新たな領土を求めて戦争を仕掛けることもなくなります。

 戦争がなくなると、軍人としての武士は不要になります。江戸時代の武士は理念としては軍人でしたが、現実には官僚でした。彼らは、給料にあたる石高が固定されていたので所得は増えません。しかも、官僚としての武士は多すぎでした。そこで一つの仕事が複数の武士によって分割されることになります。一種のワークシェアリンクです。たとえば江戸町奉行は北町と南町に分けられ、毎月担当が変わりました。これは権力集中を排除する目的もありましたが、実は失業対策でもあったと考えられています。

 武士とは対照的に、農民や商人の所得は増えました。公的には、江戸時代を通じて石高は一定でした。しかし現実には江戸時代最初の一世紀は、新田開発が奨励され、農地は増大します。さらに各地で特産物も栽培されるようになります。

 そのうえ、江戸時代当初は「二公一民」(収穫の3分の2が領主、3分の1が農民)だった年貢が、1700年頃には、実質的に「一公二民」になります。年貢の負担がへったわけです。こうして農民は豊かになり、彼らの可処分所得も増加しました。農民だけではなく、職人や商人の所得水準も上昇し、消費財を購入できるようになりました。

 新田開発により食糧増産が実現すると、人口も爆発的に増えていきます。江戸時代の初めに1700万人ほどだった人口も3000万人に達しました。

 しかし1700年頃には新田開発は抑制されるようになると、人口も増えなくなりました。江戸時代の人口成長は最初の1世紀でピークに達し、それ以降、あまり成長しなくなったのです。

 では、このような状況は江戸の日本経済にどういう変化をもたらしたのでしょうか。

■ 江戸時代、幕府は海外事情に疎かったのか? 

 それを論じる前に、ここで江戸幕府の情報収集能力について述べてみます。

 15世紀、独立国であった琉球は、ジャンク船を駆使して、東南アジア諸国との貿易を積極的におこなっていました。そのルートを利用し、16世紀後半には日本人が東南アジアに進出し、各地に南洋日本町をつくります。つまり戦国時代の日本人はアジアに積極的に出ていっており、日本人は海外の情勢についてかなりの知識を持っていました。

それは江戸時代になっても同じでした。「鎖国」状態になりはしましたが、幕府は海外との公式ルートをわずかに残していました。そのルートとは、長崎の出島、対馬藩、琉球、蝦夷の松前藩の四つに限定し、ここを通じて海外諸国とやり取りをしました。現代ではこれらの地を総称し「四つの口」と呼ばれています。

全文はソース元で
1/11(土) 6:00配信
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20200111-00058934-jbpressz-bus_all&p=2

江戸時代の農民「えっ、収穫したお米の9割を上納するんですか!?」
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引用元: http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1578704110/



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Source: 不思議.NET

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