【夏休みの怖い話】投稿された恐怖の体験談を放出!!第4弾
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(文章苦手なので、長くなります)
大分前の出来事だけど、多分死ぬまで忘れられない気味の悪い話をしようと思う。
確か小学三年生くらいだったかな、休みの日に近所に住んでる友達数人と公園で遊んでて、その日は皆で鬼ごっこをしてたんだよね。
友達のAが鬼になって、私と他の友達たちはAに捕まらないよう皆バラバラに逃げることになったんだけど、私は走るのが遅いから見つからないとこに隠れようと思って、とりあえず大きな滑り台の下に隠れてた。
他の友達は隠れたりはしなかったみたいで、鬼のAから逃げ回ってたんだけど、Aの足はかなり早い方だったから友達たちは簡単にAに捕まった(確か私とAを除いて友達は五人だった)
しばらくするとAの声が聞こえて、「あとは○○(私)だけだー!」って遠くで言ってたから、私はそろそろ本格的に逃げようと思って滑り台の下から出ることにした。
そのときだった。私の後ろから突然「あっ!!」と声がした。
「○○見っけ!!これでおーわりっ!」
びっくりして 振り返ると、人は誰もいなかったんだけど、いつからあったかわからない紐付きの青い風船が私の真後ろにあった。
持ち手の部分が地面についてて、ちょうど風船は私と目線が同じくらいのところにあった。
え、風船に話しかけられた…?って困惑していたら、風船はすーっと移動していってそのまま何処かに向かった。私は気になってそのあとを追った。
「みんなー!○○見っけたよ!鬼ごっこしゅうりょー!」
風船が向かった先は、鬼ごっこで捕まった友達たちが集まる砂場だった。ただの風船はごく自然に声を発し、友達たちに話しかけてた。
皆はそれになにも違和感を抱かなかったようで、「あー疲れた、Aもおつかれ!」とこちらに笑いかけた。A….?私は辺りを見渡したけど、どこにもAはいない。みんなの視線の先にいたのは風船だった。
そこで気づいたんだけど、その風船はAの声を発していた。ちょっと高くて早口なしゃべり方も全く同じで、風船は友達たちに囲まれながら当たり前のように談笑していた。
何が起こっているのかわからず気味が悪くなり、私は別の友達のYに小声で聞いてみた。
「ねえ、なんで皆あの風船に話しかけてるの…?風船からAの声がするのもおかしいし、そもそもAはどこいったの?時間的にも帰らないとまずいから、いい加減Aつれて皆で帰ろうよ」といった。
実際鬼ごっこが終わったのは午後五時くらいだったので辺りは少し暗くなり、公園にいた人の数もかなり減っていた。Yは私を怪訝そうな顔で見ると、
「なにいってんの○○。Aはそこにいるじゃん」と皆の真ん中にいる風船を指差した。
Yは「変なの」と私に向かって言い、そのまま友達の輪に入っていった。
私は何がなんだかわからなかったけど、仲間はずれが怖かったので急いで自分も友達の輪に入った。風船とは極力距離をおいて歩き、公園からでたあとそのままその日は解散となった。
次の日、学校にいくと私は真っ先に昨日遊んだ友達のところへ行き、変な風船と置いて帰ってしまったかもしれないAの話をした。
だが、不思議なことに友達たちと会話が噛み合わない。鬼ごっこは確かにしたがそのときの鬼はYで、風船のことなどなにも覚えてないようだった。
じゃあAは?Aについて訪ねると、友達たちは揃って「Aってだれ?」と聞いてきた。
教室には、昨日まであったはずのAの机と椅子がなかった。名簿にも、Aの名前は乗ってなかった。
この現象をなんと言うのか私にはわからないけど、確かに存在したはずのAはこの世からなかったことにされていた。あのときAのように振る舞っていた風船の存在も、みんなの記憶からは消えていた。私はまだ覚えている。
無駄に話が長くなってすみません。私の体験した奇妙な話はこれでおわります。
引用元: ・【怖い話】夏休み!怖い話募集!!!
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Source: 不思議.NET
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