【夏休みの怖い話】投稿された恐怖の体験談を放出!!第3弾
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釣り好きのおれが、唯一渓流釣りだけはそれから行けなくなってしまったきっかけとなった出来事。
それまでは毎年夏の始めに、オフロードバイクに釣具とキャンプ道具を満載して渓流へソロキャンプに出掛けるのが通例になっていた。
その年の春にバイクを買い替えたのもあって、少しだけ山の奥まで入って釣りをしようと決めていた。
わけあって現地に着いたのが夕方近く。その日は釣りはせず、明日の漁券だけ買ってキャンプを構えることにした。バイクを林道脇に停め、それから徒歩で沢を登っていくため結局テントを張れたのが夕方過ぎになってからだった。
特別穴場というわけでもないのだが、平日の為他の釣り人はほとんどいないかった。ドタバタと支度をし、疲れたのもあって早めに就寝した。
起きたのはAM2時過ぎ。
テントの中で、wktkしながら今日使うルアーや道具の手入れをしていると、沢の水音とは明らかに違うザワザワした音。
音というより、10人くらいの団体さんがお喋りをしながら歩いている感じか。なんとなく変な感じを覚えながらも、「こんな山奥に団体さんかー。釣り場が荒れなきゃいいなー」なんて考えながら、釣りの準備を進めていたのだが。
おかしい。どうもおかしい。
こんな山奥に団体さんが?と言われれば元も子もないのだが、何より奇妙だったのがその団体の会話の内容。
「○○ちゃん家のお庭に新しい自転車があったねー」
「ほんとー?蜘蛛の巣は私が片付けたんだよー」
「そうなんだー、その前はお酒をたくさん飲んでたんだねー」
みたいな感じ。
内容まで詳しく聞き取れない&覚えていないのだが、とにかく会話している声が幼すぎるのと、何より会話内容が噛み合っておらず得体の知れない気持ち悪さを覚え、急に寒気がしてきた。
おれがそんな警戒をし始めた瞬間、それまで恐らくはテントの7~8m程度遠くで聞こえていた会話が、一瞬にしてテントの布一枚向こう側まで詰め寄ってきて、おまけにテントの周りをぐるぐる周り始めた。しかも信じられないスピードで。
次第に声はテープの早回しみたいな音になって、最後に「ピキーン」みたいな音を立てて上空に遠ざかって消えた。
時間にして5分くらいだったように思う。
それからはもう怖くて怖くて釣り竿握りしめながら夜が開けるまでテントの中でガタガタ震えてた。
その日は釣りをせず、夜明けと共に帰った。
それから渓流釣りには行っていない。
引用元: ・【怖い話】夏休み!怖い話募集!!!
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Source: 不思議.NET
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