人種差別の中で、見世物にされた女性
サラ・バートマン…南アフリカでは奴隷として働き、アフリカ人女性の身体的特徴から、イギリスでは見世物として働かされた女性です。今回は、人種差別に耐えて生きた、サラ・バートマンを紹介します。
1.家主にそそのかされてイギリスへ
南アフリカ共和国・ケープタウン郊外のオランダ人農場主の家で、当初召使いと乳母、のちに奴隷として、サラは働いていました。ある時、ヨーロッパで稼げる話しを、家主と別の男性はサラに持ちかけ、イギリスに密入国させます。
しかし、アフリカ人女性の肌の色や体型などの身体的特徴を利用しようと、2人は企んでいました。ロンドンに到着後ピカデリーサーカスで、2人はサラを檻に入れて、アフリカらしい衣装を着させて展示します。展示中、サラは群衆からダンスすることやポーズをとることを要求されたそうです。
続きを読む
Source: 不思議.NET
コメント