『狐の尻尾』『背を向けて立つ少年』『みの子』山にまつわる怖い・不思議な話

歴史
635: 本当にあった怖い名無し 2006/02/06(月) 20:19:39 ID:YmI/874+O
狐の尻尾
ちょと昔に聞いたお話

その頃いろんな事に嫌気がさした爺さんは、会社を休み山に登った
四時間位登り、少し下界を眺められる様な所で休憩をとった
おにぎりを頬張りながら美しい展望を眺め、その景色に癒されながら、ふと水筒に手を伸ばした

無い…後ろを振り替えると、自分の座っていた所から10m位先にちょこんと立っていた
首を捻ながら水筒を持ち上げると妙に軽い
試しに降って見ても液体の音がしない

がっかりしながらさっきまで座っていた所に戻ると、今度は残りのおにぎりが無い
余りの事に言葉を失っていると後ろから

クスリ

と子供の笑い声が聞こえた
振り替えってみると、ちょうど狐の尻尾が林の中に消えていくのが見えた
もう行こう…と思い荷物を片付けようとしたら
おにぎりの容器の中にこの時期には珍しい山菜が沢山入っていた
余りの量の少し後ろめたい気持ちになったが、麦茶とおにぎりのお礼として受取りその場を後にした

今でも爺さんは「おにぎりと麦茶だけで、あの量の山菜を貰うのには気が引けた。」
と目を細めて語る

引用元: ∧∧山にまつわる怖い・不思議な話Part24∧∧

636: 本当にあった怖い名無し 2006/02/06(月) 20:33:38 ID:ewfSRdMZ0
これもいい話だなぁ。有り難う。

637: 本当にあった怖い名無し 2006/02/06(月) 21:37:30 ID:oJOgUTvg0
>>635
乙。
なんだか泣けてきた。
ごんぎつねを読みたくなった。

661: 本当にあった怖い名無し 2006/02/08(水) 00:56:20 ID:UYCo/Ol1O
>>635
ちょい亀失礼します
635を見てびっくりしたので書き込みます。
去年の五月の末なんですが、友達と自転車でちょい旅行(一泊二日)をしました。一日目は、標高差1500メートルくらいの山を越えて、下って、川の堤防で野宿。二日目は、目的地まで行ったあと 別ルートで温泉に入った後 トンネルを通って帰宅しました。
問題なのは二日目の朝で、野宿した場所のすぐ近くに 小高い丘があって、稲荷神社がありました。朝出発する前にお参りしてから行こうってことになったんですが、お参りした後 神社のさらに上にある公園で遊んだんです。童心に帰って滑り台で。
自分が前で、友達が後ろ。ビデオを持って来ていたので撮りながら滑りました。公園には自分達の他に親子二人しかいませんでした。
《続く》

662: 本当にあった怖い名無し 2006/02/08(水) 00:58:19 ID:UYCo/Ol1O
《続き》
出発の為に麓の自転車に戻ると、ずっとしょっていたバックのサイドに挿していた水筒がない。
水筒が無いとツライので一人でまた丘に登って探しました。公園で通った場所をもう一度通るが水筒は落ちてない。諦めかけてた時、歩いてない場所で見つけました。朝、水を満たしておいたのに、中はカラでした。
その時は急いでいたので、滑り台で落として、あの時の親子がふざけて水を捨てて投げ捨てた と考えました。
(勿論、再度稲荷神社にはお参りしました)
《続く》

663: 本当にあった怖い名無し 2006/02/08(水) 00:59:07 ID:UYCo/Ol1O
しかし、よく考えると水筒を落としたら後ろの友達が気付くはずだし、ビデオを見ると何かが落ちたような音は聞こえない。しかも、水筒は 普通入らない(歩かない)所に落ちてて、落ちた痕で穴が開いてたのを考えると、滑り台から投げたと考えられるが、投げるにしては遠すぎる。

635からするとその後の行程、お稲荷様が見守ってくだすったかなーと
2㌔のトンネルで追い越す車が来なかったのが不思議だし(反対車線の車の風圧でもやばかったので、もし車が来てたら死んでいたかも)
ありがたや
そして長文スマン

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Source: 不思議.NET

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