ベルリン少女像、永遠に守ることに…地域議会、永久設置議論決議

ひとまず来年9月末まで存続…区議会が参加する少女像の永久設置案をまとめることに

(ベルリン=聯合ニュース)イ・ユル特派員=「平和の少女像」がドイツの首都ベルリンに永遠に滞在することになる見通しだ。

当初、撤去命令の対象だった少女像は来年9月末まで存続し、少女像の永久設置に向けた議論も始まる。

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ベルリン市ミッテ区議会は1日(現地時間)、全体会議を開き、「平和の少女像永久設置」決議案を議決した。

フランク・ウェルテルマン議長(緑の党)は「性暴力の犠牲者を追悼する平和の少女像保存のための決議案が多数決で議決された」と述べた。

票決には区議員29人が参加し、24人が賛成、5人が反対した。 ベルリン連立政府参加政党の社会民主党と緑の党、左派党の進歩3党の議員が賛成票を投じた。 反対票はキリスト教民主党と自由民主党から出た。

緑の党と左派党が共同決議した決議案は、平和の少女像がミッテ区に引き続き滞在できる案を区議会の参加の下に用意する内容を盛り込んでいる。

ティルヒス左派党区議員は議案説明で「平和の少女像は第2次世界大戦中の韓国女性に対する日本軍の性的暴力という具体的な歴史的事実に基づいている」と指摘した。

彼は「戦争や軍事紛争における性暴力は一回だけの事案ではなく、構造的な問題であり、根本的に阻止しなければならない」とし「平和の少女像はまさにその象徴」と強調した。

彼女は「私たちは少女像の永久設置のための議論の過程でこうした構造的問題が浮上することを願う」とし「平和の少女像が私たちの区に尊厳性を守れる場を見つけられることを願っており、女性に対する性暴力に対する議論も行われることを願う」と付け加えた。

決議案は、平和の少女像に対する撤去命令を撤回し、当初来年8月14日だった設置期限を来年9月末までに6週間延長する内容も盛り込んでいる。

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先立って、ミッテ区役所は、日本軍慰安婦被害者を追悼する少女像が国際的な戦争被害女性の人権の問題という点を認め、昨年7月に設置を許可した。

少女像は今年9月末、ミッテ地域の通りに設置された。 しかし、設置後、日本側がドイツ政府とベルリン州政府に抗議すると、ミッテ区役所は10月7日に撤去命令を下した。

これに対し、ベルリン市民社会が反発し、少女像の設置を主管した地元の市民団体「コリア協議会(Korea Verband)」が行政裁判所に撤去命令効力停止仮処分申請を提出すると、ミッテ区が撤去命令を保留し、一歩後退した。 その後、ミッテ区議会では先月7日、撤去命令撤回決議案を採択したことがある。

コリア協議会のハン・ジョンファ代表は「永久設置のための議論が始まるということはベルリンに少女像を永遠に存続させるための大きな一歩を踏み出したこと」とし「少女像を契機にこれまで戦犯国家であるドイツで隠蔽されてきた戦争中の女性に対する性暴力に対する討論を始めることができるという点で歴史的に意味がある」と述べた。

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同日、ミッテ区議会の前には韓国人とドイツ人30人あまりが集まり、少女像の永久設置のためのキャンドル集会を開いた。 参加者たちはアリランを歌い、少女像が永遠に留まらなければならないと訴えた。

集会に参加した女性運動家やソヨン・シュレーダー氏は「10年前、平和の祝祭で韓国人元従軍慰安婦らの話を初めて接して出て公開的に声を出す勇気に深く感銘を受けた」と参加理由を明らかにした。

彼は「これは韓日間の問題というよりは戦争中に女性に対する構造的暴力の問題であり、これを国家間の問題として片付けることは女性の尊厳を取り戻す機会を奪うことだ」と述べた。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ