コロナ・米中葛藤・日本報復・総帥空白憂慮まで…財界「サムスン危機懸念」
検察がサムスンバイオロジックスの粉飾会計疑惑と関連し、イ・ジェヨン サムスン電子副会長に対し、相次いで事情聴取を行い、財界の懸念が深まっている。 経済専門家は、イ副会長が1回目の調査で容疑を強く否認したにもかかわらず、3日で再召喚すると、「ほこり除去式」捜査を心配する雰囲気だ。
サムスン電子と財界などによると、今月26日にイ副会長が検察で17時間の事情聴取を受けたのに続き、3日後に同日再び事情聴取を受けるなど、サムスン内部が動揺しているという。 最近、半導体ファウンドリ(半導体受託生産)事業に10兆ウォンを超える投資をするなど、新事業に集中している状況で、経営の不確実性になりかねないという懸念のためだ。 イ副会長はサムスンバイオロジックスの会計処理やサムスン物産の合併など提起された疑惑について、1回目の召喚調査で「報告を受けたり指示した事実は全くない」と述べたという。 しかし、捜査はむしろ強化される雰囲気なので、行き過ぎではないかという不満もサムスンの内外から出ている。
検察の全面的な捜査でイ副会長だけでなく、サムスンの前・現職経営陣も検察庁に随時立ち入り、今後の新事業推進にも困難が予想される。 検察がこの1年間、召喚して調べたサムスン系列会社の前・現職社長だけで11人、召喚した回数だけで38回に達し、系列会社別にサムスン内部はすでに焦土と化した雰囲気だ。
学界や財界でも、コロナ19拡散事態の中、検察が捜査に拍車をかけ、企業経営に影響を及ぼすのではないかという見方が出ている。 何よりもコロナ事態だけでなく、米国と中国間の貿易葛藤の拡散、日本との葛藤が複合的に作用している状況で、企業トップの空白まで憂慮しなければならない未曾有の状況に置かれた部分を心配している。 イ・ギョンムク ソウル大学経営学科教授は「イ副会長が投資の意思決定を下すような事案があるたびに問題が発生しかねない」とし「大規模投資の件が遅れる可能性があり、この問題によって取引対象企業までサムスンとの取引に慎重になる」と述べた。 成均館大学のチェ・ジュンソン法科大学教授も「(粉飾会計疑惑と関連して)起訴状を最終整理する前、釈然としない部分について聞くために召喚したようだ」とし「国内外の経済が深刻なのに財界トップを繰り返し呼ぶのが(サムスンの立場としては)時宜に適っていないと感じられる」と述べた。 財界では同日、イ副会長の召喚について公式見解を示さないまま、「サムスンの危機が高まるのではないか」という憂慮混じりの見方で現在の状況を見つめているという。
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ