崩れた「南北和解」の象徴…北朝鮮、連絡事務所爆破写真公開

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北朝鮮が「南北和解」の象徴であり、板門店宣言の代表的な成果に挙げられた南北共同連絡事務所爆破写真を1日も経たないうちに公開しました。

朝鮮中央通信は今日(17日)、開城(ケソン)南北共同連絡事務所爆破の瞬間を撮影した高画質のカラー写真を放送しました。

写真は連絡事務所の爆破前後の様子をそれぞれ撮ったもので、最初の写真では4階建ての連絡事務所庁舎とすぐ横の15階建ての開城工業団地総合支援センターが立っている様子が写っています。

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しかし、次の写真からは、灰色の煙と崩壊による黄土色のほこりが画面を埋めた中、改修工事から2年しか経っていない現代風の青い建物が消えました。

爆破の衝撃で煙が高く立ち上がり、15階の高さの総合支援センターまで覆われ、端だけがようやく目に入りました。

昨日、大統領府で爆破の瞬間を収めた37秒分の白黒映像を公開しましたが、北朝鮮が高画質のカラー写真で伝えた爆破の瞬間は一層悲惨でした。

映像では総合支援センターの壁面が崩れ落ちる姿だけが映っていますが、この写真では煙が総合支援センターを覆う場面を捉え、15階建ての建物も崩壊したような印象を与えています。

北朝鮮がこのように連絡事務所爆破前後の高画質の写真を素早く公開したのは、南北関係の完全な崩壊を視覚的に見せようとする意図と解釈されます。

これまで数回にわたる談話や通信連絡線の遮断などの報復措置をとってきましたが、今回のように目に見える措置ではありませんでした。

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特に、板門店宣言の最も代表的な成果とされる連絡事務所を爆破し、南北関係を原点に戻すという立場を明確にしたものとみえます。

今回の連絡事務所全壊のニュースや写真などを素早く伝えているのも異例です。

北朝鮮は昨日、午後2時50分ごろ連絡事務所を爆破し、午後5時、朝鮮中央テレビの報道などを通じて伝えました。

さらに、今日の午前に高画質の写真まで報道しました。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ