韓国軍、日本を「仮想敵」に…GSOMIA破棄は宿命だった
日本軍事評論家、時事週刊「AERA」に寄稿
「接着剤で無理につけてもいつか離れる」
韓国、北朝鮮ではなく、日本を意識して軍事力強化
「F- 15K東京爆撃可能…玄武-3C日本全土射程圏」
「韓国が日本を「仮想敵」と認識している状況では、GSOMIA(軍事情報保護協定)破棄は宿命だった。」
軍事評論家の田岡俊次元朝日新聞編集委員が時事週刊誌AERA(過去2日発売本)に、このような内容の寄稿文を掲載した。韓国政府のGSOMIA中断決定に日本国内の批判世論が沸き立つ中、「GSOMIA破棄の運命」を取り出したわけだ。
田岡元編集委員は「冷戦時代のイデオロギーがまだ残っていて、日本では「韓国は友邦」という感覚があり、韓国軍の(軍備)増強が報道されることは少ないが、韓国はすでに軍事大国」としながら「別々に育った二本の竹を接着剤で無理に付けもいつか離れるのは宿命だった」とコメントした。
彼は韓国軍の対日感に集中して問題視した。彼は「冷戦が終わった1990年代から韓国内で『主敵は北朝鮮なのか、日本なのか』という「主敵論争」が起こった」とし「韓国軍が露骨に日本を『仮想敵』に掲げてきた」と主張した。
それとともに韓国の軍備増強が、北朝鮮ではなく日本を意識して行われた面が少なくないと指摘した。韓国軍が国防予算を確保するために、安全保障上、日本の軍事力の浮上を強調したというものである。
彼は特に海軍力と空軍力の強化に関連する事例が少なくないと主張した。一例として、韓国海軍が1987年にドイツから初の潜水艦209級(1200t級)3隻を導入する事業を開始し、当時の国会に「日本の通商路を遮断するための目的がある」と言ったというものである。最も規模が大きい強襲揚陸艦を「独島」と命名したものも同様の次元とした。
韓国空軍の空中給油機導入事業にも踏み込んだ。彼は「韓国空軍代表が米国防総省を訪問し空中給油機の売却を要求したとき、アメリカ側が『北朝鮮内陸深くまで300マイル(約482㎞)程度であるが、(あえて)空中給油機が必要なのか』と尋ねると、(韓国側が)『東京を爆撃する際に必要である』と述べた」とし「米国防総省の当事者が驚いて、日本側にこのような内容を提供し、(米国は)空中給油機を売らなかった」と主張した。それとともに韓国空軍がヨーロッパのエアバスからA330 -MRTT(多目的空中給油機)4機を導入した背景と付け加えた。
しかし、国内の専門家たちは、このような主張は、事実関係に問題があると指摘している。2015年防衛事業庁が空中給油機導入事業を進めた当時、米国ボーイング社がKC-46A機種で入札に参加したからだ。この機種は、当時開発段階だったので、大きなスコアを得られず脱落したというのが軍の内外の説明である。
続いて田岡は「韓国空軍のF-15K戦闘機は爆弾や空対地ミサイルなど最大11tの武装を積載することができ、無給油行動半径が1250㎞で東京を爆撃することができる」「韓国が開発した玄武-3C巡航ミサイルの射程距離は1500㎞で日本全域を射程に置いている」など、日本を牽制するために、韓国の空軍力が過度に増強されているという点を浮き彫りにした。
地上部隊も韓国軍は約49万人で、米陸軍(約46万7000人)を上回って、日本の陸上自衛隊(約16万人)の3倍に達すると強調した。それとともに「韓国の今年の国防予算は46兆7000億ウォンで、日本の76%の水準であるが、2023年には、日本の今年の防衛予算を超えるだろう」と韓国の軍備増強に警戒感を示した。
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ