「来年2月半導体3種脱日本…日本企業「安倍破産」を迎える」

パク・ジェグン韓国半導体・ディスプレイ技術学会長インタビュー

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「来年2月頃に、日本企業は供給停止のブーメランを迎え、経営難に直面するだろう。今月末には、半導体材料3種の代替テストが終わって、順次「脱日本」が行われるからである。」

日本の半導体核心材料3種の輸出規制が始まって以来、一ヶ月間、国内メーカーの準備状況を見守っていたパク・ジェグン韓国半導体・ディスプレイ技術学会長(漢陽融合電子工学部教授)の分析である。サムスン電子とSKハイニックスは、日本の輸出規制直後の半導体量産ラインで高純度フッ化水素(フッ酸)とEUV(極紫外線)用フォトレジストをテストし脱日本に着手した。

パク会長は「2日、日本政府の韓国ホワイトリスト除外で、半導体業界は再びマスク基板等の確保に赤信号が灯った」とし「しかし、事前に確保した在庫とシンガポールなどで代替材を見つけることができ、大きな問題はないだろう」と予想した。パク会長は、サムスン電子とSKハイニックスの生産ライン構築に参加し、国内素材・機器メーカーとのフォーラムを主催するなど、現場を貫いている専門家だ。パク会長とは去る4日に会った。

8月末には3つのコア材料の代替仕上げる

Q:コア材料3種のテストの結果はいつ頃出る

A:「時間差はあるが、両社とも、今月末ごろテストが終了するという。私たちが世界1位の半導体国家になったのは、過去30年間、数多くの危機を克服した結果だ。素材の供給停止は、もちろん大きな危機だ。しかし、これより大きな危機もすべて乗り超えてきた。実際には、企業が日本の輸出規制に備えてずっと前から在庫を確保して、海外のサプライチェーン物色に出たのが効果を出していると思う。」

Q:高純度フッ化水素を求めるのが容易ではないと言っていたが

A:「フッ化水素(液体)は、中国での無水フッ化水素や低純度のフッ化水素を持ち込み、国内で精製した。フッ化水素ガス(エッチングガス・高純度フッ化水素)も同様の方法で確保した。D-RAMやNAND型フラッシュメモリは、完成品の生産に60~90日がかかる。だから、国内メーカーは時間短縮のために段階的に投入する方式のテストを進めている。フッ化水素が入る工程が10回であれば、1~8番目は、日本から取り寄せた在庫分を、10回目と9目は新たに入手したフッ化水素を投入する方式である。このような方法で、すでに5~6段階まで投入したが問題はなかったという。」 (半導体業界によると、フッ化水素量産テストと同時にサムスン電子やSKハイニックスが必要なだけの生産設備も9月ごろ構築される。)

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Q:EUV(極紫外線)用フォトレジストも国産化が進行中なのか

A:「難しいのが事実だ。特にEUV用フォトレジストは、サムスン電子の7 nm級のファウンドリ事業やAP(アプリケーションプロセッサ)チップの生産に不可欠である。SKハイニックスは研究段階だ。つまり、両社の生産ラインではまだ多く使われいない。両社とも数ヶ月程度の十分な在庫を確保したと聞いている」(半導体業界によると、サムスン電子は、ベルギーなどで6~10ヶ月程度の在庫を確保しており、T・D社など国内メーカーの国産化も予想より早く進行中である。)

Q:フッ素ポリイミドは、どうなのか

A:「半導体とは直接関連はなく、ギャラクシーフォールドを作成するときに必要である。一度の使用量が多くなく、国内での代替が可能となった。」

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「脱日本」成功しても、独自技術の確保は、1年以上かかる

Q:それなら3種の素材を日本にもっと依存しなくてもと言われているが

A:「極端に言えば、来年2月頃から半導体生産ラインでは日本産素材を使わなくてもかまわない。日本企業は、日本政府のために、今回、グローバル市場での信頼を失った。今後、日本企業はグローバルなサプライチェーンから除外されて最大の需要先を失って経営難に直面して、いわゆる「安倍破産」が発生する可能性がある。しかし、フッ化水素やEUV用フォトレジストは、技術難易度が高く、完全な国産化まで1年以上かかる。まだ慢心する時ではない。」

Q:急な火は消せてもホワイトリスト排除問題が浮上したが

A:「半導体の方は、半導体装置およびマスク基板、シリコンウェハーなどが問題になる可能性がある。特に、日本からほぼ全量を輸入するマスク基板が問題だ。しかし、企業は、日本のほか、シンガポールなどで供給を受ける案や、高結晶ガラスを作成する国内企業や米国コーニングと協力方案などを模索していると聞いている。」

サムスン・SK、 2ヶ国以上の供給先多角化が必要

Q:今回、日本への依存度を下げる根本的な方策を用意しなければならないのではないか

A:「その通りだ。サムスン電子とSKハイニックスはこれまで「一等主義」を追求してきた。世界で最も優れた部品や素材を取り寄せて、世界最高の半導体を製造した。しかし、今回、グローバルサプライチェーンが簡単に壊れるのを目撃した。既存のグローバル市場は、自由貿易主義秩序が維持されてきた。しかし、最近トランプや習近平、安倍などが執権し、保護貿易主義が猛威を振るっている。もう私たちも、サプライチェーンを組むとき、メーカーの多様化はもちろん、国の多様化も念頭に置かなければならない。」

Q:政府も日本に対抗して100個の素材の育成を急ぐと言っている

A:「100素材企業を育成するというのなら、半導体やディスプレイ業界に世界最高の技術がなければ使えない。どんな企業を100個育成するのかは分からない。しかし、現実的にすべての材料や部品の国産化は不可能である。だから、必要な素材や部品リストは組まなければならない。そしてその素材や部品の供給は、2ヶ国以上に多様化をして、もう一方で国産化を推進しなければならない。」

政府は素材の独立支援し、大企業は一定量使用

Q:大企業は、どのような役割をすべきか

A:「政府は、素材産業の育成のために、中小企業を支援して、大企業の協力を求めると言った。過去20年間、こういう国産化に向かわなかった。素材部品の特別法上競争力委員会を常設化して省庁や中小企業はもちろん、大企業も参加させなければならない政府は、中小企業を支援し素材の国産化を助け、大企業は一定量を買う式の共存が必要である。サムスン電子とSKハイニックスだけでなく、グローバル1位になる素材・部品メーカーも多く出てこそ韓国は真の半導体大国になる。」

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ