「日本はいつの間に後進国になったか」 日本経済異例のコラム

日経新聞、匿名コラムで直撃弾
「責任を負わず、創意力に欠ける政治・行政」
「資本主義を鍛えなければ先進国復帰は不可能」

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日本の代表的な経済新聞・日本経済新聞に「日本が後進国に転落した」という挑発的コラムが掲載された。 デジタル・環境・ジェンダー・人権など多方面で日本が先進国と呼べない立場になったと嘆き、その原因として時代遅れの政治・行政体制を挙げた内容だ。

「いつの間に後進国になったのか」というタイトルのこのコラムは、日本経済新聞の「大機小機」コーナーに掲載された。 株式市場を扱う「市場総合2面」に掲載される大機小機は1920年から現在まで愛され続けてきた匿名コラム連載で、コーナー名は大乗仏教用語から来ている。 外部の筆者50人余りが順番に書いていると知られているが、実際の筆者の名前は新聞社内部でも公開されていないという。 匿名コラムであるだけに、苦言や大胆な問題提起も多い。

今回、筆者が日本が後進国に転落したと感じたきっかけは、新型コロナウイルス感染症事態だった。 ワクチン製造で日本は米国、ドイツ、英国、中国、ロシアのような開発国に仲間入りできなかったのはもちろん、インドのような生産拠点でもない。 ワクチン接種率は世界で100番目だ。 ライブドアの堀江貴文元最高経営責任者(CEO)もツイッターに「日本はワクチン後進国」と批判した。 筆者はこれについて「企業も政府も目先の利益だけを追う安易な’イノベーション(革新)’にだけ集中し、人間の尊厳を守る本源的’インベンション(発明)’を疎かにしたため」と診断した。

コラムは「デジタル後進国であることは明らかだ」とし、「(コロナ感染者)接触確認アプリケーションは機能に問題はあったが、迅速に把握または解決できなかったなど、行政のデジタル化が大きく遅れている」と批判した。 高速通信規格の5G競争にも参加できず、一時得意だった半導体は米国、韓国、台湾にリードされた。

環境、ジェンダー、人権など先進国が目指す価値観の面でも日本は立ち後れていると筆者は評価した。 新再生エネルギーの開発は、欧州や中国に遅れを取っており、電気自動車も遅れを取っている。 温室効果ガス低減の目標設定も遅れ、構造転換をしなければならない覚悟も足りない。 ジェンダー指数は、世界120位圏の後進国だ。 ドイツやニュージーランドで女性首相がコロナ時代に活躍したが、日本には女性政治家がごく少数だ。 筆者は20もの日本経団連副会長に女性経営者がたった1人選ばれたと話題になる現実を複雑に指摘した。 中国の人権問題やミャンマー軍の暴力的鎮圧など、人権問題に対しても十分に声を出さない。

筆者は、日本がこのようになった背景に政治と行政を挙げた。 政府が責任も負わず、創意力も足りないということだ。 日本のガバナンス(統治体制)自体が問題だとし「コロナ危機をきっかけに科学的精神と人道主義に立脚して民主主義を立て直し、資本主義を鍛え直さない限り先進国に戻ることはできない」と一喝した。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ