日本の造船所のあちこちに韓国人…韓国構造調整の隙間の人材が中・日へ

「日本が引き抜き」造船業従事者が大量離脱
「年俸2~3倍」の中国は車・ディスプレイに露骨なラブコール
競争国の攻撃に韓国の主力産業再起不能な状況に陥る可能性も

20180823-01.jpg

慶南昌原市STX造船海洋鎮海造船所に陸上換装場で処理している様子。国内の造船会社が仕事量の崖で困難を経験する中で、いくつかの労働者は、日本進出を悩んでいる。

慶南巨済のSTX造船海洋パートナーに勤務していたAさんは、昨年、日本の造船所に席を移した。過去2016年STX造船の法定管理の為に相次いで倒産し職を失ったAさんは、「日本の造船所が人を欲しがっている」という話を聞いて躊躇せずに日本に渡った。造船業界の関係者は「日本の造船所には韓国人が思っていたよりも多くてびっくりした。」と述べた。

中国は、液晶表示装置(LCD)パネルの供給過剰で危機に置かれた国内のディスプレイ関連業種の従事者に目をつけている。国内のディスプレイパネルメーカーは、主要な人材と最高経営責任者(CEO)の間の定期懇談会まで開くほど人材の流出に赤信号が灯っている。ディスプレイ業界の関係者は、「構造調整の話が出てくる荒々しい状況で、中国企業が年俸を2~3倍に引き上げて、処遇も保証している。」と打ち明けた。

日本・中国などの近隣競争国が危機に瀕し、私たちの主力産業に浸透している。グローバルトップレベルの技術力を備えた韓国企業の構造調整の時期を、優秀な人材を引き抜いていく絶好の機会として活用しているものである。専門家は「最先端の製造産業の核心は、最終的に人なのに、人をも奪われたら、後で復活する機会さえ持てない可能性がある。」と憂慮した。

◇「逆転」韓日造船業=日本は1970~1980年代、世界の造船業を導いた造船大国である。一時市場シェアは50%、労働者だけでも16万人に達した。しかし、韓国に主導権を奪われ二度の大規模な構造調整を経験した。人材は5万人、占有率は8%まで落ちた。この時、重要な人材の養成も停止し、造船産業の「脈」が途切れてしまった。

造船業界は、日本のこだわりを、複雑な心情で眺めている。業況が反発する時期に国内造船業の復活を牽引する熟練した人材が消えていると見るからである。日本の造船産業が中核人材の流出で逆戻りした轍を私たちも踏まないかと懸念している。

造船業界の関係者は、「現在のグローバル市場シェア(20%台)を維持するための最小の人員を10万人と見ているが、主な造船所は下半期にも構造調整を準備しており、今年は10万人を下回る。」とし「人材が最初から海外に出てしまうと反発する時期に人材需給を正しく行うことができるか心配だ。」と吐露した。

技術競争力mp弱化も懸??念されている部分である。造船業の場合、設計や研究開発(R&D)を務めるエンジニアは、通常10年以上、配管は5~10年、取付は3~5年、溶接は、2~3年勤務しなければ熟練労働力とならず、生産性が高くならない。業況が反発しても職人を確保していなければ、生産性は低下するしかなく、最終的には、日本や中国のような競争国との受注戦で後れを取るしかないという指摘だ。

◇危機に置かれたLED・ディスプレイ業種もターゲット。日本が国内造船業界の遊休人材を簡単に吸収する形であれば、中国がディスプレイ・自動車業種の従事者に送るラブコールは露骨であり、緻密である。

サムスンディスプレイ退職者のBさんのケースが代表的である。 Bさんは、サムスンディスプレイを退職した後、中国企業に就職したが、入ってみれば、中国最大のディスプレイパネルメーカーであるBOEのパートナーであった。「同種業界転職禁止」という就業規則違反を避けるために協力会社に就職させて実質的に目隠しをしたものである。業界関係者は、「同種業界就職禁止条項があるが、中国に渡り、隠れてしまうと防ぐ道がない。」と述べた。実際中国BOEは国内パネルメーカー出身のエンジニアが多く働いていることが知られている。

自動車産業でも中国への人材流出が本格化されている面である。主に30~40代の若い人材がスカウト対象だ。自動車業界のある関係者は、「品質・生産技術・製品の開発・パワートレイン分野のエンジニアやデザイナーが集中的ラブコールを受けている。」と伝えた。特に困難を経験した韓国GM・双龍自動車・ルノーサムスン人材の中には破格的な待遇を受けて、中国企業に就職した場合が多いと伝えられる。

業界関係者は、「中国が2013年ごろから、ローカルの車のブランドを集中的に育成したが、まだ技術力やデザイン力が大きく不足しているのは事実。」とし、「中国が格差を減らすために、今この時間にも韓国人材にオファーを入れていると見れば良い。」と述べた。

ソウル経済
https://goo.gl/A1ncwt

Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ