日本「北中ロ射程」ミサイル導入…事実上敵基地攻撃能力保有

F-35Aに射程500km JSM導入決定
F-15には、射程距離900kmミサイルJASSMなどの導入
専守防衛の原則にもかかわらず、敵基地攻撃既成事実

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日本防衛省が開発を進めている超音速ミサイル運用の構想も(写真出処:防衛省ホームページ)2018.09.24。

日本政府が長距離攻撃が可能な戦闘機搭載型巡航ミサイルを導入することに決定し、極超音速ミサイルの研究を進めるなど、軍事力の増強に速度を出している。

第二次大戦戦犯国であり敗戦国である日本は、攻撃を受けた場合にのみ、防御する「専守防衛」の原則に基づいて「敵基地攻撃能力」を保持することができないが、実質的に束縛が解かれたのではないかという懸念が出ている。

15日の時事通信によると、防衛省は、航空自衛隊の最新鋭ステルス戦闘機F-35Aに搭載する対艦・対地ミサイルで、ノルウェーで生産したJSM(射程約500㎞)を導入することに決めた。航空自衛隊の戦闘機F-15搭載ミサイルは、米国で生産した射程900㎞の長距離巡航ミサイルJASSMとLRASMを導入することにした。

防衛省は、これらのミサイルの導入理由について「相手の脅威に対して安全に対処するためミサイルの導入が必要である」と説明したが、射程距離900㎞ミサイルは、日本の領空から北朝鮮と中国、ロシア南部まで到達することができ、これらの国の反発が予想される。

日本はまた、米国、中国、ロシアが次世代戦略兵器として開発競争を繰り広げている極超音速ミサイルの開発にも手を出している。

防衛省は、音速の5倍以上の「極超音速」で飛行する誘導弾(ミサイル)の研究・開発計画も用意、来年度予算案にエンジン研究費として64億円(約640億ウォン)を編成した。また、極超音速旅客機を研究したことがある宇宙航空研究開発機構(JAXA)の協力要請も検討している。

日本の政府関係者は、極超音速ミサイルについて「防衛に必要なミサイル開発の技術的な優位性を獲得することが目的で、大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の射程を目指す米国などと開発の目的は違う」と主張した。

岩屋毅防衛相は今月の記者会見で「敵基地攻撃能力は基本的には、米国に依存している。現段階では、その考えは変わっていない」と主張した。

しかし自民党は、政府が来年末改正する防衛大綱と中期防衛力整備計画に日本を標的にしたミサイル攻撃に対して「敵基地攻撃能力」を保持する必要があると提案している。

時事通信は、日本政府が「防衛力整備の大前提である専守防衛の議論を終えず、長距離攻撃が可能な武器装備化を推進して敵の基地を攻撃する能力を保有することが既成事実化される可能性がある」と憂慮した。

NEWSIS
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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ