日本「水面下韓日外交」打診…キングメーカー最近訪韓

政界の影の実力者が訪韓
自民党ナンバー2、二階幹事長特使の可能性
自民党親韓派、イ・ナギョン代表祝賀使節団派遣を検討

日本政界の影の実力者であり「キングメーカー」が最近、韓国の元・現職青瓦台国家安保室長に相次いで会ったことが本紙の取材結果で確認された。 また、日本では韓日議員連盟を主軸にイ・ナギョン共に民主党代表就任祝賀使節団の派遣などを最近打診していたことが確認された。

安倍首相の「隙間」で両国関係の突破口を見出すための菅政権の水面下の動きが慎重に始まったわけだ。 最近発足した菅内閣が安倍路線の継承を標榜し、当分の間、韓日関係が冷え込むという見通しとは多少異なる点も注目される。

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日本首相と首相官邸、外務省、自民党などへ一定部分の役割分担も予想される。 外交を得意として官邸主導外交を展開した安倍時代に比べ、菅時代には「外交プレイヤー」が一層多様化し複雑化するとの観測がある。 韓日関係を解決していくキーマンの役割が一層重要になったのだ。 彼らが’阿部路線の変奏’を生み出せるか注目される

■政界の影の実力者が来韓

20日、日本政界のある消息筋は「日本の元老政治家亀井静香元議員(元金融相、元建設相)が先月初めにソウルを訪問し、ソ・フン青瓦台国家安保室長、チョン・ウィヨン元安保室長ら前職・現職安保室長と相次いで会合した」と明らかにした。

亀井元議員は韓日関係が硬直したり朝日関係の突破口を模索する度にソウルと平壌を訪問した。 徴用賠償判決に続き、哨戒機の対立で韓日関係に緊張が高まった昨年3月にもソウル訪問後、安倍首相官邸に直行している。

亀井元議員は、日本政界の影の政治の実力者でありキングメーカーだ。 菅首相づくりに真っ先に乗り出した二階派の前身が亀井派だ。 81歳の二階幹事長は2歳年下だが、二階幹事長ですら亀井元議員に丁寧に礼遇しているという。 また別の消息筋は「菅首相でさえ亀井元議員に対しては、彼の前では頭を下げるほど影の実力者」と話した。

そのうえ、事実上の特使であり、安倍首相の外交メンターの1人だったようだ。 昨年11月、ムン・ヒサン国会議長(当時)が東京を訪問した時も、二階俊博自民党幹事長の隣に同席した人物が亀井元議員だ。 「亀井-二階-菅」につながる一種の元老グループが外交プレーヤーの一軸を形成すると予想される部分だ。 亀井元議員は本来、警察出身だ。 警察出身の日本国家安全保障局(NSS)の北村滋局長にも少なからぬ影響を与えるものと見られる。 北村局長は、ソ・フン国家安保室長のカウンターパートナーだ。
この消息筋は「北朝鮮に対するムン・ジェイン政府の見方、徴用被害者問題に対する韓国政府の立場についてあまねく話を聞いてみたと聞いている」と述べた。

「安倍・菅政権交代期」に1年10ヵ月残ったムン・ジェイン政権の今後の対北政策、対日政策に対する探索戦がすでに終わったということだ。

■「親韓派」二階特使の可能性に注目

安倍元首相は第2次内閣発足(2012年12月26日)から10日も経たない2013年1月4日に、財務相を務めた額賀福志郎日韓議員連盟幹事長を特使として派遣した。 大統領制の韓国と違って、日本は首相就任直後、周辺国に毎回特使を派遣していないが、菅首相も周辺国に特使を派遣する可能性も排除できない。

実際、最近自民党で「親韓派」とされる二階幹事長が周辺に韓国訪問の可能性をほのめかしたという。 このため、二階特使説が慎重に提起されている。 二階幹事長は右派性向の強い安倍元首相周辺の人たちと違い、関係改善に向けた「均衡点」を作るに値する人物と考えられる。 パク・チウォン国家情報院長とは親しい間柄だ。 「パク・チウォン-二階ライン」が注目すべきラインの一つだ。

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すでに幹事長に留任したうえ、高齢(81歳)である点を考慮すれば、政治的計算なしに動く可能性がある。 韓日関係に詳しいある人物は一方、別の観測を出した。 「もし菅首相が二階幹事長に韓国に行ってほしいと要請すれば応じるが、今のような状況で訪韓で得るものがなければ菅首相がまず彼を動かすことはない」と述べた。

これとは別に自民党内では、韓国の次期大統領候補として注目されるイ・ナギョン共に民主党代表との関係強化のために、党代表就任祝賀使節団の派遣などを検討している。

■外務省ライン浮上

菅首相は知られているように、事実深く日本軍性奴隷(慰安婦)合意に関与した。 韓日の会話が、膠着状態に陥った当時、韓国外交部と日本外務省間に慰安婦問題に関する局長級対話を発足させたことも、これを再び高官級対話に格上げしたのも官房長官だった菅首相と当時、イ・ビョンギ駐日大使だった。

当時、小泉首相と親交があったある韓国の外交関係者は、「安倍首相の発言とは違い、菅首相は比較的現実的な面が強く、つじつまが合う」と評価した。 しかし、慰安婦の合意はあまり経ってない彼の外交経歴に代表的失敗作になった。 菅首相は「米国を(韓日慰安婦合意の)証人にしているが、そんなに早く韓国との関係が悪くなるようになるかは分からなかった」(週刊文春10月号)で吐露したことがある。

菅首相がそれでも韓日関係改善に直接動くなら、韓日両国の関係だけでなく、11月の米大統領選挙の結果、中国の浮上、北朝鮮の脅威などを総合的に置いて判断した後になると見られる。 韓国と一緒に行くのが戦略的に役立つなら、動くだろうし、そうでなければ「静中動外交」に止まるだろう。

このような判断を後押しするための外務省の役割も大きくなるものと見られる。 首相就任直前、日本記者クラブで開かれた自民党総裁立候補者討論会(今月12日)である質問者が菅総裁(当時)を指して「外交手腕は未知数」と評すると、安倍首相のようには言えないが「私は私なりの外交姿勢がある。 外相もおり、政府全体として進める」と答えた。

「総理官邸主導、外務省排除」を特徴とした安倍時代と異なり、菅時代には茂木敏充外相、外務省の秋葉剛男事務次官の役割が大きくなると観測される。 秋葉次官は菅首相から信任を受けているという。

安倍政権当時、韓国に対する輸出規制を主導するなど、対韓強硬派とされる今井尚哉首相補佐官、長谷川榮一首相補佐官など、経済産業省出身の官邸官僚はすでに辞任している。 ただ、菅政権を支える人材の幅が狭く、菅内閣が1年の暫定内閣にすぎないという展望も多く、積極的な外交を展開していくのは困難という見解もある。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ