戦犯企業が作った日本の主力戦車「90式戦車」
【キム・デヨン軍事評論家】日本は第2次世界大戦敗亡後の1947年、連合国軍最高司令部の主導で平和憲法を作る。 この平和憲法には、「他国と戦争をしないし、いかなる軍隊も保有しない」という条項がある。 このため、日本は軍隊を作ることができず、代わりにこれと似た自衛隊という組職を創設した。 韓国の陸軍と似ているのが、まさに陸上自衛隊だ。
陸上自衛隊は、日本自衛隊の中で陸上での任務を担う部隊と機関である。 現在、陸上自衛隊の主力戦車は「90式戦車」だ。 日本語で「90」を意味する「キュウマル」という愛称を持つ90式戦車は、1990年から2009年までの19年間で341台が戦力化された。 陸上自衛隊は創設直後、米国産戦車を利用した。 しかし、1955年から第二次世界大戦後初の国産戦車である61式戦車を開発して1961年に採用し、1974年には第2世代戦車の74式戦車を戦力化した。
1970年代末からは第3世代戦車の開発に着手する。 当時、東西冷戦は最高潮に達し、ソ連に近い日本の北端部北海道は有事の際、ソ連との激戦場になる状況だった。 特に、ソ連が125ミリ滑腔砲を搭載した新型戦車を配備するという知らせが聞こえており、日本もソ連の新型戦車に備える必要があった。 1980年代に開発が完了した戦車は、1990年に90式戦車という名前で陸上自衛隊に採用された。 90式戦車の生産は、韓国で戦犯企業として知られる三菱重工業が体系の総合と生産を担当している。 三菱重工業は、車体と砲塔を製作し、日本製鋼所は90式戦車の120mm滑腔砲を生産する。
90式戦車の現在、1輌当たりの価格は8億円(約92億ウォン)で、韓国陸軍が運用中のK2戦車が1輌当たり100億ウォン前後であることを考慮すれば、少し安いと言える。 しかし、生産初期には1輌当たりの価格が10億円(約111億ウォン)に達した。 このため、第3世代電車の中で最も高いという評価もあった。
90式戦車は120mm滑降砲と先端射撃統制装置により高い射撃能力を持つ。 特に、第3世代電車としては初めて自動装填装置を採用した。 乗務員は自動装填装置によって1人減り、計3人だ。 装甲には、日本の戦車では初めて複合装甲が使われた。 90式戦車は北海道にある陸上自衛隊北部方面隊に大半が配備され、作戦地域も北海道に限定されて運用された。
しかし、2010年の防衛大綱からは「動的防衛力」が強調され、90式戦車が北海道以外の地域でも作戦ができるように訓練を実施している。
▽90式戦車仕様
[乗員]3名
[重量]約50t
[長さ]9.80m
[幅]3.40m(スカート含む)
[高さ]2.30m(標準姿勢)
[最大速度]70km/h
[エンジン]空冷2サイクル10気筒ディーゼルエンジン1500ps/2400rpm
[武装]120mm滑腔砲、12.7mm重機関銃、74式車載7.62mm機関砲体
[開発]防衛庁技術研究本部
[製造]砲塔車体:三菱重工業、 120mm砲:日本製鋼所
[出典:日本自衛隊]
Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ