安倍の処世術は「世論不利だと高速で謝罪」…桜を見る会の議論5日「中止」

「税金を私有化」批判に「来年の会中止」
野党議員の問題提起5日で降伏宣言
問題閣僚、週刊誌報道されるやいなや更迭
側近失言問題になると「英語試験導入保留」
安倍「人事、政策は情だけでできない」

記者:首相、「桜を見る会」中止を決めた理由は何ですか。説明してください。
安倍首相:すでに官房長官が説明したように来年の会については私の判断で中止を決定しました。
記者:国会で説明されますか。
安倍首相:…

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13日午後7時ごろ、首相官邸を出る仕事帰りの安倍晋三首相と記者たちの間で交わされた会話だ。

この日の午後4時30分ごろ開かれた菅義偉官房長官の午後の定例会見で、日本政府は論争を醸している首相主催の「桜を(一緒に)見る会」の来年度の行事を開かないと発表した。

去る8日、参議院予算委員会で野党共産党所属議員がこの会の問題提起をした後、わずか5日で政府が事実上白旗を揚げたのである。

政府が「各分野で功績や功労がある人」を招いて毎年春に開催される「桜を見る会」は、1952年に開始された。

第2次安倍内閣の初期の2014年に1万3700人だった招待対象は、2019年に1万8200人に増え、関連予算も1776万円(2014年)から5518万円(2019年)に増えた。

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特にこの会に安倍首相の選挙区後援会関係者など850人が招待を受け、閣僚や自民党内の党職者たちに向けた「地域区民の招待割り当て分」があったという主張が起こり、「首相が税金を選挙運動に使っている」という批判が厳しかった。

さらに安倍首相の選挙区事務所が桜の会が含まれているツアーコースまで開発し、地域支援者に提示したという報道まで出てきた。

12日までは「政治家が地域区民に配慮するのが何が間違っているのか」(二階俊博自民党幹事長)、13日午前まで、「首相の割り当て方は、特別なものではない」(菅官房長官)と言っていた雰囲気が13日午後に入って急速に変化し、安倍首相は、最終的に「来年度のイベント中止」カードを取り出した。

安倍首相は、8日に発売された月刊誌「文芸春秋」12月号のインタビューで、長期政権を継続する秘訣を尋ねた質問に「政策実行は、国民の支持が不可欠である。国民の支持なしに前進することができない」とした。

また、指名して1ヶ月で主要閣僚二人が相次いで辞任した理由については「政策は情だけで行うことができない。結果に繋げることができない人に固執すれば、国民の期待に答えることができなくなる」と述べた。

政策でも人事でも、国民世論に合わない場合、軌道修正が避けられないという意味である。

実際に、最近の相次ぐ悪材料の中で安倍首相は、「世論が変わればすぐに謝罪」式の取り組みに乗り出している。

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選挙法上禁止されている「秘書を通じた利益供与」が明らかになった菅原一秀経済産業相、嫁(参議院議員)が法定費用以上の選挙運動員に提供したという疑惑が浮上し、河井克行法相を安倍首相は週刊誌報道が出るとすぐに辞任させた。二人はそれぞれ10月25日と31日と六日間隔で落馬した。

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安倍首相の最側近である萩生田光一文部科学相は先月24日、TVに出演し、来年導入予定だった大学入試のための民間の英語試験政策と関連し、「(受験生は)それぞれ自分の身の丈に合わせてすればいい」という失言をした。

世論が悪化すると、安倍首相と日本政府は、失言からわずか8日後に問題になった民間の英語試験の導入を完全に保留すると発表した。

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今回の「桜を見る会」の中止決定まで含めて日本経済新聞(日経)新聞は「問題が起これば、早期に解決するという安倍首相の試みが続いている」とした。

実際に、様々な悪材料にもかかわらず、メディアの世論調査上、急激な支持率の下落はまだ表示されていない。

しかし、日経は、今回の「桜を見る会」と関連して、「野党が『安倍首相が国会に出席して、様々な疑問に直接答えない限り、今回の問題は、限りなく続く(立憲民主党)』、『首相が辞任するしかない(共産党)』と意気込んでおり、今後どのように展開されるのか不透明だ」と伝えた。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ