優先株だけが値上がりする異常な株式市場…「シグナルが来た」

20200619-07.jpg

韓国の証券市場が「コロナ19(COVID-19)」の不確実性の中で2日間横ばいになっている。 特別なモメンタム無しに流動性だけ豊富な状況が続いており、優先株価が異常に高騰する現象も続いている。 証券業界の専門家らは、当分証券市場は横ばいで、個別銘柄の相場が維持されるだろうと予想したが、優先株の急騰については懸念を示した。

19日、韓国取引所によると、前日のコスピ指数は7.57ポイント(0.35%)下がった2133.48を記録した。 2日連続0.5%未満横ばい圏にとどまったが、優先株は引き続き上昇した。 前日ストップ高を記録した31銘柄のうち21銘柄がいずれも優先株だった。

まず、株価の急騰は普通、上昇が続く中で、これ以上投資先があまりないときに現われることがある。 上昇の終わりのシグナルという分析も出ている。

優先株は普通株より配当魅力がさらに高く、低成長局面で注目される。 しかし、今回急騰した優先株は配当の魅力が特に優れているわけでもない。

証券市場に資金は豊富だが、すでに相当銘柄は値上がりしていると判断されれば、相対的に疎外された優先株が浮き彫りになる。 優先株は流通株式数が少なく、相対的に株価暴騰しやすいことも、上昇の終わりに注目が集まる理由だ。

優先株急騰現象は数回あったが、その度に終わりはよくなかったという点で憂慮される。 異常急騰し、いつ急落するか分からないだけに、投資家間の「爆弾回し」になっているせいだ。

20200619-08.jpg

SK証券のハン・デフン研究員は「普通株に対する優先株の平均株価乖離率は900%を超える」とし、「低金利基調で配当魅力が高い優先株が注目されるが、今上昇する優先株の中では高い配当が期待できる銘柄が少ない」と指摘した。

さらに同氏は、「優先株は流通株式数が少なく、価格変動幅が大きく、通常、循環売場の最後の局面で現れる現象だ」とし、「さまざまな対内外の変数や価格への負担まで加わり、当面、変動性相場が続くだろうし、このような時こそファンダメンタルに注目しなければならない」と語った。

昨夜、ニューヨーク証券市場も「コロナ19」変数に米中葛藤まで浮き彫りになり、混調に終った。

18日(現地時間)、ニューヨーク証券取引所(NYSE)でダウ工業平均30種指数は前場より0.15%下落した2万6080.10で取引を終えた。

スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500指数は前場より0.06%上がった3115.34で、ナスダック指数は0.33%上昇した9943.05で引けた。

ttps://ux.nu/d4MP4

Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ