ドイツ、無限の「過去の歴史謝罪」…80年前ホロコーストの子供被害者に賠償

ユダヤ人難民キャンプの子供約1万人、ヨーロッパ全域に避難
市民団体「一生両親と断絶した彼らに対する正義措置」

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ドイツ政府が80年前のユダヤ人の子供の避難輸送作戦、別名「キンダートランスポート(Kindertransport)」の生存者に賠償を決定したと17日(現地時間)ガーディアンは報道した。

キンダートランスポートは、1938年からのユダヤ人難民キャンプの子供約1万人を英国、オーストリア、チェコスロバキア、ポーランドなど欧州全域に避難させた作戦である。キンダートランスポートは、1939年8月まで続いた。

今年は子供たちを乗せた最初の列車が英国に到着した1938年12月2日を基点にキンダートランスポート80周年を迎える年だ。

ドイツ政府が賠償を決定したこれら約1000人。これらの半分は今もイギリスに住んでいる。賠償額は1人当たり2500ユーロ(約320万ウォン)だ。

ナチスドイツの犠牲になったユダヤ人たちを代弁・支援する団体である代読ユダヤ人の請求権会議(Conference on Jewish Material Claims Against Germany)のジュリアンフェル代表は「私たちは、この歴史的な発表をすることができる瞬間が来るという希望を決してあきらめないなかった」と、ドイツ政府の決定に喜んだ。

キンダートランスポートが開始された1938年は、ポーランド系ユダヤ人の青年が、フランスのパリでドイツ人外交官を狙撃したことを正当化し、ドイツナチス政府がユダヤ人の大規模な迫害を開始した「クリスタルナハト(水晶の夜)」が発生した。

子供だけでも生かすというユダヤ人の両親の絶望的な決定、ドイツ・欧州・米国などのユダヤ人団体の努力、そして彼らを養子とした各国の家庭がキンダートランスポートを成功に導いた。子供たちは命は救われたが、生みの親と強制的に別れなければならなかった。

請求権会議の関係者は、「彼らは親と離れたまま生涯を耐えなければならなかった。誰も彼らに十分な賠償をすることはできない」と述べた。続いて「(賠償は)小さな正義措置を受けただけだ」と説明した。

賠償金はキンダートランスポート資金を管理する請求会議によって調整される予定だ。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ