サムスン電子、今月末中国携帯電話生産完全撤退…ODMに切り替え

20190930-02.jpg

サムスン電子が中国での携帯電話の生産ラインを完全に撤退する。インドとベトナムへ生産拠点を移転し、製造元の開発、生産( ODM)の拡大で、地元の需要をカバーする。急上昇する中国の人件費と市場シェア1%水準にとどまっている不振による措置だ。

先立って、サムスン電子は恵州サムスン電子社員に今月末に工場の稼動を中断すると発表した。6月初めから役員削減と退職者の再就職支援プログラムの稼働などで提起された工場の閉鎖説が事実と確定したわけだ。

恵州サムスン電子は主製品の生産ラインの稼働率を半分に下げ段階削減を進めた。希望退職受付と TCL、 BYDなどを招待して退職者のための採用説明会も開催した。

1992年に稼動を開始したサムスン電子恵州工場は、2006年からスマートフォンを生産した。2017年基準の工場労働者は、6000人、年間生産量は6300万台に達する。

工場撤退の背景には、急激な人件費の上昇と中国市場のスマートフォン事業不振が挙げられる。恵州工場平均賃金は2008年、1894元(約32万円)から、昨年5690元(約97万円)まで上昇した。一方、2013年に20%台を記録した中国内サムスン電子のスマートフォンのシェアは昨年1%未満まで急落した。

サムスン電子は昨年12月、天津携帯電話工場を閉鎖した。恵州工場を閉鎖すると、中国では、サムスン電子が自社生産するスマートフォンはない。

恵州工場の生産量は、ベトナムとインド移転が有力である。低価格スマートフォンを中心とし、現地の需要は相当部分ODMに転換する見通しだ。

20190930-03.jpg

サムスン電子はウィンテク、和親など中国ODM専門業者との協力を拡大したことが分かった。今年、インドとベトナムで発売したギャラクシーA10sと中国で発売したA60もODM製品である。中国での携帯電話の生産ラインは撤退したが、ODMを通じて「メイドインチャイナ」ギャラクシーを維持する見通しである。

同時に、国内パートナーの生態系を考慮し、サムスン電子が核心部品選定に関与している合弁開発生産(JDM)方式を推進する可能性も提起される。

サムスン電子は、中国恵州サムスン電子工場の撤退について公式立場を出さなかった。

ttps://ux.nu/vTK1T

Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ