グローバル種子戦争が本格化…韓国、日本抜いて世界第5位に上がった
韓国が保有している植物種子などの遺伝資源の数が、日本を超え、米国や中国などに次ぐ世界5位圏であることが分かった。 競争が激化しているグローバル種子戦争で有利な位置を先取りするために、遺伝資源の確保戦に積極的に乗り出した結果だ。
農村振興庁は「生物資源で発生した利益を共有しなければならない名古屋議定書批准国の拡大で遺伝資源確保がもっと重要になっている」とし「関連研究と投資を増やしている」と明らかにした。
グローバル種子戦争本格化
農振庁によると、韓国が登録した遺伝資源数は、7月1日の段階で32万8290件だった。 植物種子と栄養体が26万3960個で最も多く、家畜（動物）が3万8508個、微生物2万5540個などだ。
国家間比較が可能な植物遺伝資源数を基準に、韓国は世界5位の遺伝資源保有国であると農振庁は見ている。 米国が59万6031個を保有して1位、インド（44万3921個）、中国（44万1041個）、ロシア（31万1000個）などが2～4位圏を占めた。 6位の日本は22万9000の資源を保有している。 農振庁の関係者は「2017年に日本を抜いた後、引き続き格差を広げている」と説明した。
農振庁は今年も遺伝資源登録を積極的に推進している。 先月25日には第4回国家登録審議委員会を開き、植物種子や栄養体など農業遺伝資源1357個を審議した。 これに先立って1～3次委員会では3004の資源を審議し、2396の新規登録を登録した。
名古屋議定書拡散…「第2の雪香（ソルヒャン）」探せ
農振庁が遺伝資源の確保に熱を上げているのは、種子ロイヤリティを最小化するためだ。 農振庁によると2010～2019年の種子輸出額は3114億ウォンにとどまったのに対し、輸入額は6848億ウォンに達した。 3000億ウォンを超える輸出入の赤字が発生した。 同期間、ロイヤリティとして支給された金額は1357億ウォンに上る。
農振庁は種子国産化でイチゴ市場の構図を変えた「ソルヒャン」の事例を拡散するという計画だ。 2005年、9.2％に過ぎなかったイチゴ国産種子シェアは、忠清南道論山のイチゴ試験場で育種した「ソルヒャン品種」が農家に普及して以来、現在95％へ高くなった。 最近は、コシヒカリなど日本産米の品種を国産に取り替える作業が進められている。 ホ・テウン農村振興庁長は「種子産業水準はその国の農業水準」とし「2025年までにコメ品種を100％国産化する」と述べた。
名古屋議定書批准国が世界的に拡散しているのも「種子戦争」を加速化させる要因に挙げられる。 名古屋議定書は2010年に名古屋で採択され、2014年に発効した条約で、「遺伝資源の利用から生じる利益の公正かつ公平な共有」を実現するための国際的コミットメントである。 韓国は2017年に参加国となり、今年まで世界126ヵ国が批准した。 参加国は生物資源を利用して各種製品を作る場合、当該製品販売で発生した収益を資源保有国に配分しなければならない。 各種生物資源成分が含まれた化粧品やバイオ製品などが適用対象に挙げられる。
「種子の箱舟」が入った韓国の種子
確保した種子を安全に保存するための取り組みも強化されている。 農振庁は自主的に運営する油田センター2ヵ所に続き、ノルウェー領スヴァールバル諸島スピッツベルゲン島にある「国際種子貯蔵庫」と慶尚北道奉化にある山林庁にも遺伝資源を重複保存している。
「種子の箱舟」とも呼ばれるスヴァールバル国際種子貯蔵庫は、地球に大災害が襲った場合に備えて食糧の基本材料である遺伝資源を安全に保存するために国際機関である世界作物多様性財団が2008年に設立した施設だ。 農振庁は今年10月末、1万の資源をここに追加で送った。 これに先立ち、2回にわたって1万3185の資源を送ったのに続き、3回目の成果だ。 農業振興庁のパク・ギョソン農業遺伝資源センター長は「農業・バイオ産業の基盤素材である遺伝資源を国内外に重複保存し、天災地変など万一の事態に備えるという趣旨」と説明した。
スレ主韓国人
大韓民国が世界5位の遺伝資源保有国…
その他の製造業も非常に重要ですが、個人的には、この種子産業も未来の重要な分野の一つだと思っております。
最も強力な武器の一つでもあり得ます。
このような種子保有において、大韓民国が世界5位という点は非常に重要で、すごいこと…
世界の遺伝資源保有国のランキング（農業振興庁）
1位 米国（59万6031件）
2位 インド（44万3921件）
3位 中国（44万1041件）
4位 ロシア（31万1000件）
5位 大韓民国（26万3960件）
――世界のTOP5遺伝資源保有国――
6位 日本（22万9000件）
Source: かんこく！韓国の反応翻訳ブログ
