市中に供給された資金3100兆ウォン「過去最大」…不動産・証券市場のバブル懸念

8月中の市中通貨量 3101.6兆

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市中に供給された資金が急激な増加を続け、3100兆ウォンを突破した。 膨らんだ流動性が不動産や証券市場に集中し、資産市場のバブルが膨らみかねないという懸念が出ている。

15日、韓国銀行(韓銀)が発表した「8月中の通貨及び流動性」によると、8月中の市中通貨量を示す広義通貨(M2)は3101兆6000億ウォン(平均残高・勘定調整系列基準)で前月比9兆8000億ウォン(0.3%)増加した。 前年同月比(平均残高・ウォン系列)の通貨量は267兆8000億ウォン(9.5%)増えた。 前月の増加率(10.0%)よりは下落したものの、依然として9%台の高い増加率が続いている。

M2はいつでも現金化が可能な現金通貨をはじめ、要求払い預金、随時入出式貯蓄性預金など協議通貨(M1)にマネーマーケットファンド(MMF)、2年未満の定期預貯金、受益証券など金融商品を含む広義の通貨指標だ。市中の通貨量が高い増加を続けているのは、新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の拡散後、家計や企業などが各種融資を通じて資金確保に乗り出した影響が大きい。

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経済主体別に見ると、8月には家計と非営利団体の通貨量が前月比5兆3000億ウォン増え、その他の部門でも7000億ウォン増加した。 ただし、企業部門の通貨量は1兆6000億ウォン、その他の金融機関は1兆3000億ウォン減少した。 商品別ではいつでもお金を簡単に引き出せる「随時入出式貯蓄性預金」が8兆8000億ウォン増加し、地方政府交付金の流入などで要求払い預金も7兆8000億ウォン増えた。 一方、2年未満の定期預貯金は6兆ウォン減少した。

短期資金の指標であるM1(協議通貨)は1095兆2000億ウォンで、前月比18兆ウォン(1.7%)増加した。 これはM2増加率(0.3%)よりさらに急激なもので、市中に供給された資金が大体短期で運用されているという話だ。

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Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ