小惑星カプセルを開いた科学者たち「言葉が詰まる」

微細粒子から小さな砂利の大きさまで多様
一部だけ開いてみたが、期待以上の成果
来週には地中物質の入った保管室を開ける

20201217-04.jpg

3億キロ離れた小惑星リュウグウから飛んできたカプセルを開けるほど、宇宙の宝物があふれ出てくる。科学者らは直径40cmのカプセルの中に、外界から来たガスと微細粒子はもちろん、多様な大きさの粒まで入っていることが分かり、予想外の収穫に嘆声をあげている。

日本宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所は15日、リュウグウサンプルを入れたカプセルから黒い砂粒子の他に小さな砂利大の粒を多数確認したと発表した。宇宙科学研究所の沢田博孝博士は「カプセルの中を覗くとほとんど言葉が詰まった」と話した。

カプセルには3つのサンプル室がある。JAXAはこれまで第1保管室(A)だけを開いた。直径が約5センチの同保管室には、昨年2月の最初の表面着地の時に収集した標本が入っている。この時は、表面に金属弾丸を撃って空中に浮いた物質を入れた。今月14日、カプセルの入り口で黒いきれいな粒子を見て喜んだ科学者たちは15日、第1保管室を開いてびっくりした。思いがけない多様な形態の表面物質が入っていたからだ。

20201217-05.jpg

JAXAは来週、2回目の表面着地の際に収集した地中サンプルを盛り込んだ第3保管室(C)を封切る予定だ。ここに保管された物質は、昨年4月に弾丸を発射し、穴を掘った後、この時表面に現れた物質を7月に着地して収集したものだ。このサンプルは、人類が史上初めて収集した小惑星の地中物質だ。第2保管室(B)は、カプセルの中にリュウグウの物質ではない物質が入ったのかを比較するために空けてある場所だ。

20201217-06.jpg

最初の目標値よりたくさん収集してきたような…6ヵ月間の分析

JAXAは当初、0.1gの収集を目標にしていたが、実際にはやぶさ2号が持ってきたものはこれよりはるかに多いと見ている。しかし、正確な量はすべての保管室を開封した後、測定する予定だ。その後、6ヵ月間、リュウグウサンプルに対する分析作業に入る。

小惑星は、46億年前の太陽系の形成過程に使われずに残った宇宙建築廃棄物も同じだ。以後、宇宙で他の天体と衝突せず、自由に放浪したおかげで、初期状態をそのまま維持しているものと推定される。したがって、太陽系形成初期の秘密を持っているものと科学者たちは期待する。

ttps://ux.nu/IcfjK

Source: かんこく!韓国の反応翻訳ブログ